毎日午前7時にブログ更新

漢方医学

情報管理

Omnifocus日記2 予定を立てていたはずが発想へ

OmniFocusを使ってGTDをするということがやりにくい状態は手段が目的化している笑えない状態である。二兎追わない方が良い。どちらか一方例えば、GTDを完全(或いは8割方位)に理解してから使うか。あるいはOmniFocusを完全(或いは...
漢方医学

小陰旦湯から学ぶこと

小陰旦湯で経方医学で学ぶこと。  結局条文、訳、経方医学で病機や治方を察しても疑問は残る。  差分、つまり黄芩湯と小陽旦湯の相違から紐解く。  傷寒論では生姜はよく出現する。あえて、それを取り除いたのには張仲景の積極的な理由があるはずである...
漢方医学

小陰旦湯を経方医学で読む

それでは条文を挙げる。 小陰旦湯 治天行身熱、汗出、頭目痛、腹中痛,乾嘔、下利者方。 黃芩三兩芍藥三兩生姜二兩,切 甘草二兩,炙大棗十二枚 右五味,以水七升,煮取三升,溫服一升,日三服,服湯已,如人行三四里時,令病人啜白漿一器,以助藥力,身...
漢方医学

小陽旦湯を見て強く感じること

輔行訣における小陽旦湯は桂枝湯のおことである。 桂枝湯の傷寒の一種としての採用方剤として、同じ意味合いの条文として挙げられていたことは以前書いた通りである。 しかし小陽旦湯をたった1つの病機の治療方剤としてだけで採用するのはちょっと勿体ない...
漢方医学

【外感天行】小陽旦湯

外感天行即ち外感病である。 外感病の一部は傷寒論にも採用され、残存している。 まずは小陽旦湯の条文から。 治天行發熱,自汗出而惡風,鼻鳴乾嘔者方。 桂枝三兩芍藥三兩生姜二兩,切甘草炙,二兩大棗十二枚 右味,以水七升,煮取三升,溫服一升,服已...
漢方医学

【輔行訣】救諸労損病五首の極み

救諸労損病条文解釈 極みを俯瞰する  極める(极)とは虚により各臓腑の関連部位、筋、脈、肉、気、精がなくなり尽くすこと。救諸労損病とはこれにより起こる症状とそれをリカバリするための方剤、ということになる。  一覧にすると分かりやすい。 養生...
漢方医学

固元補腎湯の病機を経方医学で検討

固元補腎湯の続き。 タイトル通り固元補腎湯を経方医学で検討する。 経方医学において腎虚により、血尿はともかく喀血や唾血が出現する方意はない。傷寒論、金匱要略ともに条文や方剤はない。もしかしたら散逸された竹簡にあったかも知れない。経方医学で見...
漢方医学

固元補肾湯の配薬と適応症状

救諸労損病五首の最後、5つ目の方剤である。 条文をあげる。 固元補腎湯 治肾虚、精极,遗精失、溺,气乏无力,不可动转,唾血、咯血方: 地黄切、王瓜根切各三两、苦酒一升、甘草炙、薤白各四两、乾姜二两切 右六味,以苦酒合并泉水五升煮之,取得三升...
漢方医学

【輔行訣】寧気補肺湯を経方医学で解く

寧気補肺湯を仮に「ねいきほはいとう」と読む。 条文を挙げる。 治肺虚、气极,烦热、汗出,口舌渴燥方: 麦门冬二升五味子一升白酨浆五升芥子半升旋覆花一两竹葉三把 右六味,以白酨浆共煮,取得三升,分温三服,日尽之。 意訳は以下の通り。 肺虚气极...
漢方医学

「白酨浆」を米のとぎ汁としてなら

輔行訣の寧気補肺湯の配薬である「白酨浆」は米のとぎ汁とする。 寧気補肺湯の条文を再度見てみる。 宁气补肺汤 治肺虚、气极,烦热、汗出,口舌渴燥方: 麦门冬二升五味子一升白酨浆五升芥子半升旋覆花一两竹葉三把 右六味,以白酨浆共煮,取得三升,分...