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漢方医学

漢方医学

酸棗仁残り40gの命

酸棗仁があと、40gで処方できなくなる。市内で生薬を保険処方せんを受けて頂いている薬局からの情報。酸棗仁は胆気虚あるいは肝気虚で使用する、貴重な生薬である。私は1日多いときで24g、普段は10g処方する。となるとあと、4日分しか処方出来ない...
漢方医学

経方医学による竜胆瀉肝湯の病機と治方

経方医学により竜胆瀉肝湯の病機と治方をパワポで作ってみました。ご参考までに。加味方がどんどん思いつく良方ですね。
漢方医学

竜胆瀉肝湯を経方医学で読む

竜胆瀉肝湯は以前から馴染みが深い。なんか名前がかっこいいから。しかし正直方意が良く分かっていなかった。よって、病名漢方、つまり症状に対しての縮尿に少し使う程度であった。そんなわけでちゃんと見直そうと考えた。古典に生きるエキス漢方方剤学(小山...
刺絡療法

井穴刺絡の矛盾を経方解決する症例となるか

治療の進展と新たな問題非常に愁訴が多く、症状があっちこっちに飛ぶ患者さんを以前紹介しました。ようやく治療法が固まってきたと思ったところで、少し問題が発生しました。症状は、敏感すぎる嗅覚と胡椒味の唾液です。症状の分離と初期治療当初、この2つの...
漢方医学

JAK阻害剤は専門医しか使わないのか

私の漢方治療の敗北。患者さん優先。
刺絡療法

匂いが強く感じ辛い味唾液が出る

患者さんの特定を避けるため背景をぼかして記述します。50歳代の方。匂いが強く感じてしまうという方が受診した。武漢熱後嗅覚が落ちるとは聞いたことがあるが、強くなるってことはあるだろうか。なんてことを考えているとさらに次の症状をおっしゃってきた...
漢方医学

慢性動脈閉塞症の刺絡知見

元々慢性動脈閉塞症(ASO)を治療中の方であった。下肢の冷え、痺れ、痛みが強い。最近症状が増悪したとのことで脈波(血流のスクリーニング)をみたところ確かに以前より悪い。そこで総合病院の血管外科に紹介した。これまでの薬物療法では症状が増悪した...
漢方医学

ある真ん中の症状

先日、体のある「真ん中」が痛むことを主訴として受診された。その「真ん中」の具体的な症状や部位について今ここでは言わない。そしてそれは不詳私にとって初めての症例だ。患者さんは中学生の頃から何度も治療し、手術も繰り返してきた。その方現在30才台...
漢方医学

病名漢方で効いた呉茱萸湯症例から学んだこと

以前報告したに、吐き気症状が愁訴の方。この条文の吐き気について大切なのは普段食べている時に大丈夫で食べた時に吐き気があるという部分(経方医学6 江部洋一郎 東洋医学出版社p658)。有効であったので胃寒、あるいは寒飲が存在したことは確かだ。...
漢方医学

呉茱萸湯エキスにやられた

吐き気と後頭部痛の方。傍証としては腹部から背部にかけての痛みがある。さらに膝に違和感。まずは西洋医学と画像や採血検査で異常がないことを確認。対症療法でいこうとごく普通の制吐剤、鎮静剤を処方。治らないと言われ、刺絡治療で諸症状消失。その後再診...