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漢方医学

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経方弁が言及する石膏の条件

経方弁( 山田業広 編訳雨宮良三 創医会p27−)に白虎湯、白虎加人参湯について配薬されている石膏について言及している。石膏が入っている方剤は大青竜湯、越婢湯、麻杏甘石湯、竹葉石膏湯、白虎湯類だ。全てに渇への言及はない。汗も同様だ。よって石...
漢方医学

知らなかった陳士鐸(ちん しかく?)

先日参加した日本東洋医学学術総会。久しぶりに亜東書店の店舗を訪れた。巨大な棚を見て時間をかけてびびっと来る本を探した。そこで、陳士鐸なる著者の処方集だ。何者かいつの時代のヒトかも知らなかった。その処方は配薬の数が少ない。少ない生薬の種類でず...
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講習会第2日目@宮城県塩釜

昨日に引き続き3日目。でかい体育館での稽古はエアコンが入らずあっちっち。外気温30度を超す中での稽古は大変。と思いきや宮城の杖道会は休憩所をエアコンが効いている部屋を用意してくれた。多くの指摘を受け、自身のない中での四昇段試験。結果は合格。...
漢方医学

経方医学の柴胡剤と膈と肝気虚

経方医学から入った私は柴胡剤というとともかく膈を連想してしまう。実際経方医学4p116から「柴胡湯類」で小柴胡湯の解説冒頭から、「小柴胡湯を理解するためには、膈についての認識が不可欠である」(同p119)と来る。膈は三層構造であり、上膈、中...
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久しぶり見た甘麦大棗湯頓服

甘麦大棗湯という方剤がある。金匱要略の婦人雑病脈証婦人蔵躁,喜悲傷欲哭,象如神霊所作,数欠伸,甘麦大棗湯主之。である。経方医学6p130で方剤の解説をしている。婦人臓躁、しばしば悲しんで泣かんと欲し、そのありさまはまるで神霊の為すところの如...
漢方医学

お前は漢方身につくのが早いな

8月に漢方講演会依頼をされている。二部制に構成し、そのうち一部は漢方の習得までをお話する予定。因みに後半は刺絡のこと。主催者のお話では前半は切実で、どうやったら漢方を身につけることができるかのテーマは需要があるという。確かに初めのうち、漢方...
漢方医学

漢方内科増患方法の大きなホール

漢方外来というやつは意外と患者さんは増えにくい。治ったら来ない。治らなかったら来くるわけない。つまり、増えない前提がある。生活習慣病のような慢性疾患つまり、糖尿病や高血圧症、脂質異常症ならば増えやすい。勤めている病院びHPには掲載されている...
刺絡療法

刺絡の漢方併用の1つの切り口

これまで刺絡は漢方のどの治療部分に当たるのだろう、どこと併用するといいのだろうといつも考えていた。また、ピースが1つ埋まったという話。今日漢方内科に受診された患者さん。整形外科医に対して筋肉が過緊張でいつも張っていると説明されたという。ああ...
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半夏・生姜瀉心湯と甘草瀉心湯

師匠日本の古典でお勧めは誰かと聞いたら、私が言い終える前に山田業広と返事をされた。それからというもの、いつか読もうと目についた山田業広の本を何冊か購入していた。しかし実際には拾い読みするものの何となく全文を通して読むことなかった。先日、日本...
漢方医学

薬局で揃えて欲しいな

日本東洋医学学術総会は発表以外も楽しみがある。企業展示ブースは今回も楽しませてくれた。久しぶりの学会参加。第75回日本東洋医学会学術総会。煎じ器してパック販売するための機器。展示している方の話では以前いた私の近畿での薬局も取り入れているそう...