漢方医学 経方医学の下方向の気の流れ 経方医学におけ下方向の気の流れは2つ。 それは粛降と分別だ。粛降は肺気が吸気時に気を降ろす(経方医学1 江部洋一郎 東洋学術出版社p31)。 これには2つある。 ・第1粛降: 肺から心下 ・第2粛降: 心下から大腸、膀胱 粛降の病機としては... 2024.05.28 漢方医学東洋医学
漢方医学 経方医学の解説は動画の如く 今から20年位前に 経方医学に出会った。 当時漢方に興味を持ち理論を勉強しても頭に入らない。 論理的に読もうとすればするほど、整合性を見いだすのが困難。 症状と症候、治療につながるフローがまるで分からない。 結局、この症状にはこのエキス方剤... 2024.05.27 漢方医学東洋医学
漢方医学 頻尿といえば膀胱のはずが 一般内科外来において頻尿症状といえば頻度から、感染症か過活動膀胱を念頭におく。 男性ならば前立腺を念頭に置く。勿論、その筋の専門医ならさらに細分化してくれるので有り難い。 他に内分泌系やら腫瘍なんかもあるだろうが、繰り返すが先ずは頻度の高い... 2024.05.26 漢方医学東洋医学
漢方医学 白虎湯類喘の喘証は新しい? 傷寒雑病論において、喘を治療するような白虎湯類の条文はない。輔行訣にも同様にない。 とりあえず手持ちの医案集を検索するも見つけられなかった。 だから医学哀中参西録で初めて、白虎湯類で喘を治療する証にであったことになる。 もう少し石膏つながり... 2024.04.25 漢方医学東洋医学
漢方医学 医学哀中参西録の小青竜湯とその加減を経方医学で読む 張錫純(医学哀中参西録)のいうところの小青竜湯とその加減方、あるいは類似した病機の創成された方剤について 経方医学で読み解く試みをする。 その加減は張錫純の小青竜湯の解釈の上に成り立つ。そしてその加減そして方剤が有効であるという前提がある。... 2024.04.22 漢方医学東洋医学
漢方医学 【輔行訣】大螣蛇湯を経方医学で読む 輔行訣方剤シリーズ最後の方剤である大螣蛇湯(だいとうだとう)を挙げる。 大螣蛇湯 治天行熱病、邪熱不除、大腑閟結、腹中大満実、腹満而喘、時神昏不識人、宜此方急下之。 枳定三両厚朴甘草大黄葶藶大棗、芒硝各二両、待熔已、温服二升、日再服。 意訳... 2024.04.18 漢方医学東洋医学
漢方医学 【漢方治療】くしゃみ薬が分からない 感冒症状というのがある。 代表的なものは発熱、咳、旦、鼻汁、喉の痛み。これらはお馴染み。 他に頭痛や関節痛、倦怠感が続く。 それぞれ、西洋東洋医学どちらも対症療法も含めて薬が用意されている。 しかしだ。くしゃみというのは対症療法がない。 鎮... 2024.04.06 漢方医学東洋医学
漢方医学 【輔行訣】幻の正陽旦湯 小陽旦湯の条文の一部に現れる、湯液経方剤のかけらについて。 再度条文を挙げる。 治天行發熱,自汗出而惡風,鼻鳴乾嘔者方。 桂枝三兩芍藥三兩生姜二兩,切甘草炙,二兩大棗十二枚 右味,以水七升,煮取三升,溫服一升,服已,即啜熱稀粥飯一器,以助藥... 2024.04.05 漢方医学東洋医学雑記
漢方医学 【輔行訣】大勾陳湯を経方医学で読む 大勾陳湯は経方医学ではほぼ甘草瀉心湯にあたる。 以下に条文を挙げる。 大勾陳湯 治天行熱病、脾気虚、邪気入里、腹中電嗚切痛、呕吐下痢不止者方。 甘草人参各三両半夏一升生姜黄連二両黄苓二両大棗十二枚、去核 右七味以水ㄧ斗煮取六升、日三。 意訳... 2024.04.04 漢方医学東洋医学
漢方医学 【医学哀中参西録】加味桂枝代粥湯を経方医学で読む 加味桂枝湯代粥湯は粥を使わない、生薬の配薬だけで発汗を伴う桂枝湯証を治す方剤である。条文を挙げる。 加味桂枝代粥湯 治傷寒有汗 桂枝尖三銭 生抗芍三銭 甘草銭半 生姜三銭 大棗三枚掰开 生黄耆三銭 知母三銭 防風二銭 前溻茶盅、湯服䨱被令一... 2024.04.02 漢方医学東洋医学