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漢方医学

漢方医学

当帰湯を見直す

当帰湯の配薬は当帰、半夏、桂皮、厚朴、芍薬、人参、黄耆、山椒、甘草、乾姜である。大建中湯のような雰囲気があり、腹痛と腹部膨満感をともなう前提のような印象がある。実際、適応はツムラの手帳を開くと膨満感が伴っているようだ。武骨な配薬だ。経方っぽ...
刺絡療法

鎮痛を伝統医学で探求する

中医臨床のバックナンバー2024年9月号を読んでいたら面白い記事にひかれた。「五行理論の整形外科疾患(小阪医院 曺 桂植)」である(中医臨床2024年9月号p58-)である。以下はあくまで私が知識として活用するための、私なりの解釈である。著...
漢方医学

【漢方外来】最近動悸の方が多い

院長が循環器専門医ということもあり、最近動悸症状の紹介の方が多くなってきた。そこで、動悸症状に対する方意を整理したい。経方医学では動悸は3つのパターンがある。1)胃気の心への過剰な上昇2)腎気の心への上衝3)脈の不整時に感じるものの3種があ...
漢方医学

蕁麻疹になって囚われた欲望

実は先週から突然蕁麻疹に罹患した。そして、サウナに入りたい欲望に駆られている。原因はともかく、蕁麻疹の症状はやたら痒い。まるで、内側から表面の皮膚にかゆみが出る針をチクチクと刺されるようだ。抗アレルギーを飲んでいれば一定収まる。それでも、つ...
漢方医学

大黄と附子〜蕉窓雑話では

対訳蕉窓雑話では大黄と附子についての関係を附子瀉心湯を例に挙げて解説している(対訳蕉窓雑話 福岡・蕉窓雑話を読む会 たにぐち書店p124)。瀉心湯類は心下は柔らかい。大黄と附子を使う方剤における腹証について本書では、「背中の方にがっちりとつ...
漢方医学

舌診の解釈@蕉窓雑話

蕉窓雑話を読み進めるうちに舌診についての記述があった。舌診で得られる限界は世間で思われているより少ない。というか他の診察と組み合わせると舌の所見が矛盾することが結構あったりする。だから、胃熱で舌苔が剥がれた状態は別として、ほとんど密かに参考...
漢方医学

和田東郭は経方医なのか

私の記憶が正しければ、和田東郭は折衷派。古方も後世派の真ん中という、わかったようでわからない認識でいた。蕉窓雑話を読み進めるうちに、何ともうれしさがこみ上げてくる文章にあたった。(前略)できるだけ古方中から探し、どうしても古方では治療できな...
漢方医学

6種類の漢方を飲む人

詳細はぼかして書いております。多くの愁訴を、つまり訴えを持つ方が受診した。もちろん漢方処方を希望されていた。これまでも漢方を飲んでいたと言う。そこでお薬手帳を見せてもらった。三カ所の医療機関からそれぞれ2種類ずつ漢方エキス製剤が処方されてい...
漢方医学

蕉窓雑話(しょうそうざつわ)読み始めて

蕉窓雑話とは江戸期漢方の臨床家和田東郭の談話が弟子たちによりまとめられた全104話からなる書籍。いや、読んでいなかった。敬遠していた。細かいコツのようなことがまとまり無く書かれていて咀嚼しがたい気分でいたからだ。近年Cosenseを得てこの...
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経方医学における胃を整理

胃は中腔臓器である。中はスカスカである。管である。その中腔に食物が入るイメージは西洋医学と差はない。経方医学の図を見ると心下から胃へ線が伸びる。心下から胃へ繋がり、「何かが繋がっている」んだ。ここら辺が何か、混乱していた。還流された気津とし...