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東洋医学

漢方医学

疏泄と収斂のデュアルコントロール:経方医学における「胆」の身体支配

人体において、脾は昇り胃は降る、肝は昇り肺は降るというように、各臓腑はそれぞれ特有のベクトルを持ち、絶え間なく活動している。では、これほど多様な臓腑の昇降運動を、まるでオーケストラのように束ねている指揮者は一体誰なのか」という問いである。一...
漢方医学

経方医学の病機解明を深化:空間ベクトルの統合

経方医学における「呼吸(胆・膈)をトリガーとした一斉同期(時間的な位相の連動)」というダイナミズムに、『中医昇降学※』が提示する「ベクトル的なカウンターバランス(空間的な歯車的連動)」を統合することで、人体の生理・病理メカニズム(病機)の理...
漢方医学

経方医学と中医昇降学における(脾)胃の昇清降濁に関する比較

脾胃の役割:「中軸の歯車」か「ジェネレーター(動力源)」か『中医昇降学※』と経方医学とでは、脾胃の捉え方が根本的に異なる。 中医昇降学(中軸の歯車としての脾胃):中医学では、脾胃を「物質(飲食物)の昇降を直接担う交差点」と見なす。脾の「昇清...
漢方医学

玄府は三焦の「窓」― 経方医学の視点から捉え直す昇降・出入の理

人体を流れる「気・血・津液の方向性(ベクトル)と強弱」を読み解き、具体的な物理的・動的モデルとして病機と治方を解明する。師から学んだ「経方医学」は、私の臨床において揺るぎない土台であり、日々の思索の原点である。最近、後述する寇華勝氏の『中医...
漢方医学

「黄地化瘀散結湯」実践投入前夜の覚書

先日の広島での経方医学研究会。全体での話題というわけではなく、熱を帯びた数人の輪の中でのことだったが、ある重いテーマが語られた。「慢性期アトピー性皮膚炎、特にゾウの皮膚のように苔癬化(たいせんか)した病変には、漢方は効きがたい」私自身も、心...
漢方医学

アトピー性皮膚炎の苔癬への挑戦

先日の経方医学研究会の懇親会でのことである。アトピー性皮膚炎の慢性期、特に苔癬化した状態には漢方が使えない(あるいは効きにくい)ようだ、という話題になった。私も確かに、容易に効くものではないなと思っていた。 そして酔いが覚めた翌日、そのこと...
漢方医学

第一回経方医学研究会は大成功

非常に充実したひとときを過ごさせて頂きました。私も演題を発表させて頂きました。懇親会は糖質制限食でした。有り難いです。
漢方医学

「Doing」から「Being」へ:理想の自分を今、この瞬間を生きる

明日から広島へ向かう。目的は経方医学研究会への参加だが、私にとって今回の旅はもう一つの重要な意味を持っている。それは、理想のセルフイメージである「体重74kgの自分」として、3日間を過ごし切るというセルフ実験だ。「Doing」から「Bein...
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「偽の食欲」は脳のバグか、胃気の逆流か? 認知科学と経方医学でハックする断食術

糖質制限や断食(ファスティング)を実践していると、必ずと言っていいほど直面する壁がある。それは「お腹は空いていないのに、無性に何かを食べたくなる衝動」である。目標に向けて順調に進んでいるはずなのに、ふとした瞬間に「理由をつけて多量に食べたく...
情報管理

【Google】AI談義からKeynoteまでのスライド作成

去年末長年慣れ親しんだMicrosoft Officeを完全に離れ、Googleの環境へ移行した。日々の執筆やデータ管理はGoogle Driveで完結し、もはやMicrosoftに戻る必要はないと確信していた。 しかし、目前に迫ったスライ...