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東洋医学

漢方医学

輔行訣各バージョン覚え書きその3

前回に続き、7つ目から9つ目の輔行訣のバージョンの日本語意訳を覚え書きとしてここに記す。全12バージョンある。七、《辅行诀》丁勤喜抄本(1979年2月6日) この資料のサイズは縦約26.5cm、横約19.2cmです。ペンで横書きされており、...
漢方医学

意外と多い新型コロナウイルス感染後の後遺症

新型コロナウイルス感染後の後遺症は、ご自身で自覚しにくいものも多く、意外と悩まされている方が多い。今回は、当院でも相談が増えている新型コロナウイルス感染後の後遺症についてお話しする。よくある後遺症と漢方治療の可能性新型コロナウイルス感染後の...
情報管理

輔行訣各バージョン覚え書きその2

前回に続き、4つ目から6つ目の輔行訣のバージョンの日本語意訳を覚え書きとしてここに記す。全12バージョンある。4. 中国中医研究院による『輔行訣』のプリント版(1975年12月16日)この資料のサイズは、約25.0cm × 17.5cmのプ...
漢方医学

輔行訣各バージョン覚え書きその1

以前輔行訣を訳したとき、私は范志良抄本のみを経方医学で解釈した。 今回二回目改めて見直したとき、最初の肝病を読み進めているうち、それだけでは駄目と分かった。別の写本版を読んだ時、湯液経の文章そのもの、症状がばらばらであった。その時以前訳した...
Obsidian

目くじら立てずにGoogleDrive

EvernoteファイルのObsidianへのインポートはすぐに終わった。しかしこのままではPDF上のテキストは検索されることがない。Obsidianは.md記法なので添付ファイルに弱いのだそうだ。私にはちんぷんかんぷんな話だが。そこでこれ...
漢方医学

いつから持ち歩かなくなったのか

触れる度に壊れる本は、かたときも私から離さずにいた。にわかにまた身につけ始めたがなんかしっくりこない。ポーチが巨大化しやすいのだ。その上、さっと出しにくい。実は、しょっちゅう傷寒論を開いていたとき、いつも使っていた鞄があった。京都の寺町のカ...
漢方医学

【輔行訣2】大小瀉肝湯と新たな謎

輔行訣(范志良抄本)の肝病の前文の再掲と小大瀉肝湯条文を掲載する。肝病について辨肝脏病证文并方肝病者,必两胁下痛,痛引少腹。虚则目䀮䀮所见,耳有所闻,心澹澹然如人将捕之。气逆则耳聋,颊肿。治之取厥阴、少阳血者。邪在肝,则两胁中痛,中寒,恶血...
刺絡療法

【輔行訣2】前文と肝病者

まずは輔行訣5臓腑の大小補寫を挙げ、経方医学で読み解いていく。輔行訣全体の前文は以下の通り。辅行诀脏腑用药法要梁·华阳隐居陶弘景撰隐居曰:凡学道辈,欲求永年,先须祛疾。或有夙痛,或患时恙,一依五脏补泻法则,服药数剂,必使脏气平和,乃可进修内...
漢方医学

私の輔行訣引用元から

輔行訣には幾つかバージョンがある。その中で私は面倒だから?一番最初のページに書いてあった、「范志良抄本」というバージョンを使っている。中身をそのまままるっと出すとチャイナに逮捕されるので、簡単に書き込む。「輔行訣五蔵用薬法要伝承集」によると...
漢方医学

勝手に第二版「輔行訣を経方医学で読む」

以前、私は『輔行訣』の方剤を経方医学の視点から解説するブログ記事を執筆した。不十分な点もあったが、経方図をすべて添付し、また、残念ながら解釈しきれなかった配薬についても記録した。 あれから時が経ち、私自身も少し成長できたように感じている。そ...