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「ApplePencilを使いこなしたいと思ったときに読む本」を読んで

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 (私は令和6年04月24日現在アフェリエイトはしておりません。)

MacやiPad、iPhone、Apple Watch、周辺アプリ、或いは仕事術関連で小田やかた氏の名前が冠せられる本は少なくない。

氏の著書は舌鋒鋭い、という訳ではない。そうではなくとても優しい語り口で理路整然としている。そしてないよりどこからとってきた二番煎じではない、氏オリジナルの発想がそこかしこに光る本が多くて、つい手にとってしまう。Amazonの読み放題にして発行もらえるところも素敵だ。そしてこの「ApplePencilを使いこなしたいと思ったときに読む本」もその一つだ。

表題となるApplePencilは不思議な製品だ。綺麗なイラストを描くのに縁遠い私にとっては、初めてこの製品に出会った時はなんとなくペンをiPadのディスプレイで走らせて、おお!書ける(画けるではない)と思いすぐに買ってしまった。それ以降代々のApplePencilはiPadに対応して購入はするものの、具体的にいつも使用しているか、活用できているかといえばしていなかった。

そう、使ってないのだけど、高価な物だけど、ついプライドやステータス?で購入して手元に置いている状態が続いていた。そしてそんなことは恥ずかしくて言えないし言う場面もなかった。

そしてこの本のすごいところは、自分はApple Pencilをちゃんと活用できてないことを氏自身が冒頭で告白していることだ。最初、えーー!?と声が出てしまった。それ私も!って感じ。そして畳み掛けるように、活用するための方法を考え抜いてみたというスタンスで、その後の論を展開しているのだ(もし違っていたらご指摘頂けましたら私の読解力が低いためなので精査の上訂正します。)

イラストを描かない私にとってiPadの存在意義はほぼコンテンツ消費だ。だから閲覧するのが殆どであり、入力はフリックでテキストでしてしまう。特に単眼のiPadPro12.9(2018)ではApplePencilは完全に飾りだ。ジオングの足みたいなもので、無くても良いってくらい使っていない。偉い人にはわからんのです。

本書の内容は大体3つだ(目次のことではない)。Apple Pencilが何故使えない、活用紹介、使うためのApple Pencilの機能やアプリについてである。

通読して感心したのはPDFのアノテーションの活用例がないことだ。Apple Pencilの活用で誰でも思いつく、イメージしやすい活用像のはずなのに敢えて避けている。のだと思う。こだわりを感じさせる。

そしておそらくだか、Apple Pencilを使うiPadはiPad miniがほぼ一択である、ということだ。そうだとしたらこれは私の現在の活用方法(後日紹介)と意見が一致している。しつこいようだがイラストを描く場合は違うと思う。

実際本にはこんなことが書いてあるということを紹介したいが、やめておく。気になる方はぜひ手にとって読んで欲しいからだ。ああ、Apple Pencilが使えてなかったのは私だけではなかったのだと勇気がもらえる。そして自分なりの活用方法が見えてくるはずである。是非お勧めしたい一冊だ。

そして何より、実は半月前頃より、Apple Pencilが単なる飾りから脱却する方向性を実は得た。フローが安定したらまた紹介することにする。このタイミングで本書に会えたのはとても心強かった。

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