「風邪は治ったはずなのに、咳だけがいつまでも続いて、そのうち胸まで痛くなってきた…」
こんなお悩みを抱えて、当院の内科外来にいらっしゃる方が最近増えています。もしかしたら、あなたも同じような経験をされているかもしれませんね。
なぜか治らない咳と胸の痛み、その正体は?
長く続く咳で胸が痛む場合、西洋医学的には胸膜炎や肋間筋の損傷、肋間神経痛などが考えられます。特に痩せている方は気胸の可能性もあるため、詳しい検査が必要になることもあります。
もちろん、原因が特定できればそれに越したことはありません。治療法がはっきりして、症状が改善すれば一安心です。しかし、中には色々な病院を回っても「結局、原因がよくわからない…」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。
漢方医の私はどうするか? 手軽な「アレ」で痛みを和らげる!
もし、あなたが原因不明の咳による胸の痛みに悩んでいるなら、当院ではあるユニークな方法を試しています。少し前までは「皮内鍼(ひないしん)」を使っていましたが、最近はさらに手軽な**「こりスポッと」**というアイテムを使っています。
「こりスポッと」は、鍼治療で使う「円皮鍼(えんぴしん)」をさらにシンプルにしたもの。中心部分はもはや鍼ではなく、プラスチック製の小さな突起です。だから、消毒もいらず、ご自宅でも気軽に使えるんですよ。
「こりスポッと」ってどんなもの?
「こりスポッと」は、もともと腰痛や膝の痛みなど、簡単な整形外科的な症状で使うことが多いのですが、なぜか胸の痛みにも効果を発揮することがわかっています。
使い方はとっても簡単!
- まず、咳をして胸が痛む動作や姿勢をとってみてください。
- その時に一番痛むと感じる部分に、「こりスポッと」をペタッと貼るだけです。
面白いことに、痛みは移動することがよくあります。そんな時は、まるで宝探しのように痛みの場所を追いかけるように、新しい場所に貼り直していきます。
「咳による胸の痛み」にも効果あり!
これまでに、咳で胸が痛む何人もの患者さんに「こりスポッと」を試していただきましたが、「痛みが軽減しなかった」という方はいらっしゃいません。
「え、そんな簡単なことで?」と思われるかもしれませんね。でも、本当に手軽に試せて、ほとんど副作用の心配もありません。
もしあなたが長引く咳と胸の痛みにお悩みでしたら、一度「こりスポッと」を試してみてはいかがでしょうか? きっと、あなたのつらい症状を和らげる手助けになるはずです。
ご自身の症状について詳しく知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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