着杖(つきづえ)。型の一本目。一番最初に習う手順にして、いまだによく分からない。それゆえなのか、改変も多い。それだけ上段者も解釈が生まれているのだろう。ここでは改変の良し悪しは言及しない。
話を戻すと、この型は手順の一手目だ。杖を構えず、前に立てて置く。太刀は斬り下ろすところを右後ろに構えながら退く。
この、退く距離が、他の型と比べて例外的に結構大きいのだ。それにただ下がるのではない。これも例外的だが、前後に股を開き構える。
確かに、エイッと跳ねてバックすれば可能だ。しかしそれでは気配が漏れまくり、武術の動きからすればかけ離れている。体軸を意識して下がると、大きく距離を稼げず、相手との位置が狭まる。習ったのは77年以上前からだが問題意識として取り組みはじてたのはここ数ヶ月前からだ。
結論からいうと、やはり歩法は両足均等ということだ。以前は倒れるのを避けるように足を出す、そんな動きを心がけていた。だから前傾姿勢になりやすい。ところが杖道は違うのだ。だから矯正するのが未だに苦労する。しかし、だ。後ろに足を倒れるように?出すのではなく、もっと均等に両大腿部を開脚しながら下がったらどうだろう。
これを繰り返すうちに前進する歩行と、姿勢が変わってきた。身体が立ってきた。ああ、これを早く先生方の前に表して合皮を知りたい。
先日の稽古日、駐車場と、そこが埋まっていたときに使って良いという小学校の駐車場がびっしりと埋まっていた。稽古ができないことに落胆した。
まあ、次があるさ。
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