今Zettelkastenにある永久保存版メモからScrapboxにコピペしている。必要な引用文献やWeb記事も参照できるようにしている。
その過程で文脈が失われてバラバラになりカオスになると思っていた。確かに同じテーマが連続している部分はそうかも知れない。
しかし、実際はそればかりではない。テーマが乱立していて、それに関連したナンバリングがそれほど続かないでいた。だから実際にはZettelkastenの中でも気付かずカオス化している部分があった。
例えば、最初は気合が入り漢方における黄疸病が15以上続いた。これは続いた方であった。テーマを持つとはそういうことだ。しかし次第に飽きてきた。そこでその先は新しい降圧薬ネプリライシンが数個、Zettelkasten関連、産業衛生分野の衛生要因がそれぞれ数個と、その先もバラバラなテーマがちょこっとずつ続く。そうかと思うとまた漢方理論における気の流れについてと、これもバラバラだ。
確かに私は文脈を意識しようとした。情報を得ようとするとき永久保存版メモに既に入っている情報のどの部分にあるかという意識をする、といういことだ。それがZettelKastenの作法であるからで、得た情報をはめ込んでいく。
しかし私には既に書き捨ててていたような多くのテーマを覚えておけず、えいや!っと興味のまま色々と読んでしまう。もちろんそれらを、つまり多くのテーマを管理するための「インデックス」というファイルがある。それぞれのテーマにアクセスしやすいようにリンクしている。しかしこれも、テーマの数が多くなり何だか一目で一覧できなくなっていた。
そうだ。最初からZettelkastenもカオスに向かっていっていたのかも知れない。つまり、私自身がやはり充分理解せずに運用していたか、使用用途を誤ったかめある。
カオスには良いカオスと悪いカオスがある。良いカオスとは、きっちりとプロダクトを生み出す為好都合な状態であること。
一方悪いカオスは本当に何の利用もできないデータ。プロダクトはそこからは生まれ難い。最近までEvernoteなんかはこれに近いが検索が可能なので保管庫としてならば悪くないまで改善してきた。
だからほぼカオスからカオスへのコピペをして、ああ元々カオスだったのねと自覚し始めることができた。いや、そうではない。ずっと前からわかっていたのに蓋をしていたことが分かったのだ。
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