先日「先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術 (jMatsuzaki , 佐々木 正悟 ) 」を読んだ。
タスクシュート本だというから、結局アプリやサービスをただ勧めるだけのことだと思っていた。
実はタスクマを使用方法をほぼ把握して長期に使用した上で納得の上辞めていた。また著者のサービスのお試しコースをしたことがあった。しかし、歯ブラシする開始終了時間を記録しなくてはならない理由が最後まで分からず、結局放置した。だからもうタスクシュートとは袂を分けたと思っていた。
しかし、当該本のAmazonでの評価にただならぬ勢い、熱を感じてしまった。著者らの事を以前から存じ上げていて、やはり話を聞きたいと思い、ポチった。
驚いた。タスクシュートアプリやサービスのごり押し本ではなかった。それどころかどんなアプリでも良いとさえ著者はおっしゃていた。
心を惹かれたのは、jMatsuzakiさんの実直で赤裸々な失敗談。普通なら挫折したまま違う道に進んでも仕方ない状態から大逆転できた方法が記されていた。勿論エピソードはここでは書けない。書きたいけど。
だからここでは、私が変わったことをここに書いていきたい。
大分前よりバレットジャーナルを実行している。これは手書きだ。ノートは現在6冊目に突入している。バレットジャーナルのお陰である程度心の拠り所ともいうべき碇を得た感じがある。しかしその碇の中にさえ、マンネリともいうべき、動かしがたい、未達のTODOがデイリーノート、マンスリーノートにしばらくの間残っていた。先送りだ。
勿論先送りを止めるための機能をバレットジャーナルは持っている。バレットジャーナルで予定を立てる時、前日の未達の予定を手書きで書き写す作業がある。移民みたいな意味でイミグレーションと称される。アプリと違い、自分で書き写すので、嫌でも頭に残るという優れものの機能だ。
確かに頭に残る。頭から消えない。しかし、未達のTODOは残り、消えないだけで、一向に前に進まないことがここ半年で数件残っていた。一つは、諦め、一つは急に動き始め、そして最後のもう一つは締め切りがある依頼されたことから、残り続けた。
焦り前に進めない、言いようのない焦りに心が蝕まれていた。いずれ来るだろう締め切り間近の切迫感をただ待つのみでいたのだった。
それが、解消された。著書で繰り返し提唱されている一分間取り掛かれば、もうやったことにするという原則を実行。実際は数分に及ぶわけだ。その数分の中でわずかな、でも確かなやったことつまりログを見出す。そのログを元にその翌日の予定を作るのだ。
一分間、というのはたとえばただアプリを立ち上げるでも良い。ファイルを開くでも良い。そこから別のアプリにコピペでも良い。次第に作業らしくなり、数分間が消える。すると少しだけ、その先の工程が見えてくる。でも、できたことつまりログを元に、背伸びせずに予定を立てる。
ログに残る事実を元に予定を立てる。予想を元に予定は立てない。それは妄想である。
ここまでくると、バレットジャーナルに書き込むログの大切さが身に染みてくる。何故ならそれが厳密であればあるほど、実施可能な予定が立てられるからだ。
となるとだ。次に来るのは細切れ時間から何時間その作業をしたかを知る必要がある。なかなか連続しての作業は無理なのだ。細切れになりやすい。それらのログをきちっと記録できるのはやはり、タスクシュートアプリだろう。
でも歯ブラシ開始終了時間の記録はちょっとな、と、ちょっと遠い目をするおぐりん家であった。
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