漢方医学 輔行訣各バージョン覚え書きその4 前回に引き続き、10個目の輔行訣のバージョンの日本語意訳を覚え書きとしてここに記す。全12バージョンある。十. 『輔行訣』張偓南別集本 (1980年6月)この文献は、縦18.1cm、横10.6cmほどの大きさで、毛筆で縦書きされています。表... 2025.09.19 東洋医学漢方医学
漢方医学 私の輔行訣引用元から 輔行訣には幾つかバージョンがある。その中で私は面倒だから?一番最初のページに書いてあった、「范志良抄本」というバージョンを使っている。中身をそのまままるっと出すとチャイナに逮捕されるので、簡単に書き込む。「輔行訣五蔵用薬法要伝承集」によると... 2025.09.05 東洋医学漢方医学
漢方医学 【漢方】「今も続けています」と胸を張って言うために 現在、漢方の講習会で使うスライドを作成している。テーマは「漢方の学び方」。私自身が長年実践し、このブログでも「絶対的な勉強法」としてお伝えしてきた方法に、再び光を当てる機会となった。 その方法とは、「テーマを決めて『傷寒論』を通読する」こと... 2025.08.20 東洋医学漢方医学
漢方医学 「秋バテ」の正体『秋燥』を見逃すな 【漢方医学】秋の不調「秋燥」の病態と対策うだるような暑さが少し和らぎ、夏の終わりである晩夏を迎えた。これからすぐに到来する本格的な秋は、過ごしやすい季節である一方、体が気候の変化に対応できず、不調を感じやすい時期でもある。秋本番を前に、以下... 2025.08.14 漢方医学
漢方医学 AIが繋いだ漢方治験とオーガズム後疾患症候群 【序章】アトピー性皮膚炎の奥に隠されていた、本当の悩み漢方医として臨床経験を積んでいた20年前、一人の青年との出会いが、私の漢方人生における大きな「宿題」の始まりとなった。最初、彼は難治の「アトピー性皮膚炎」の治療を希望して来院した。まずは... 2025.08.13 東洋医学漢方医学
雑記 浅田宗伯と師の藿香正気散加減加減の妙 漢方家として臨床に立つ我々は、日々先人が遺してくれた方剤に助けられている。例えば、冷房の多用と冷たい飲食物の摂取が常態化した現代日本の夏。そこで見られる体調不良の多くは、単なる熱中症(陽暑)ではなく、体内に「寒」と「湿」を招き入れることで生... 2025.08.11 雑記
漢方医学 蕁麻疹の漢方治療を初めて検索 蕁麻疹は漢方医学の理解度を測るのにとても有効な疾患である。何故なら症状の有無に曖昧さがないからだ。治せたかどうかがハッキリ分かるので治療効果が明瞭だ。 などと調子こいて、これまであらゆる病機の蕁麻疹を治療してきた。しかしふと振り返ると蕁麻疹... 2025.07.06 東洋医学漢方医学
漢方医学 半夏・生姜瀉心湯と甘草瀉心湯 師匠日本の古典でお勧めは誰かと聞いたら、私が言い終える前に山田業広と返事をされた。それからというもの、いつか読もうと目についた山田業広の本を何冊か購入していた。しかし実際には拾い読みするものの何となく全文を通して読むことなかった。先日、日本... 2025.06.11 漢方医学
漢方医学 肝の発揚作用を経方医学で解釈 先日のApplePencil活用、具体的なアノテーションでたまたま紹介した「肝の発揚作用」についてなかなか味がある話題まで辿れたのでせっかくだから紹介する。実は「肝の発揚作用」という言い方を聞いたことがなかった。不勉強だ。柴胡6gで昇提作用... 2025.04.28 東洋医学漢方医学
漢方医学 【漢方】動悸敗北 本日ついに受診されなかった。動悸の方。元々、倦怠感と動悸で受診した方であった。勿論西洋医学的な検査はチェック済である。当初昇陥湯を処方した。倦怠感は消失した。そもそも昇陥湯は動悸症状を伴う倦怠感にも適応があるので余裕かと思った。しかし動悸症... 2025.04.16 東洋医学漢方医学