毎日午前7時にブログ更新

漢方

漢方医学

思考実験で書かれた条文とは

私は普段から傷寒論や金匱要略は多読する。勿論ただ読むわけではない。色々な読み方をする。もはや習慣化しているので何でこんなことしているんだろうと思いを巡らすとすぐに思い当たる。それが漢方の勉強方法だと師匠から習ったからだ。思えば今まで色々な読...
漢方医学

眩暈を自分で治療しちゃう人

ふと、思わぬところからなるほどと、知識を得るというか知見を得ることがある。いや、私の治験ではない。今日、産業医として会社に訪問。そこで伺った話。本人が特定されてしまうかも、なので少しぼかして書く。定年前の方。ある指定難病の持病をお持ちである...
刺絡療法

鎮痛を伝統医学で探求する

中医臨床のバックナンバー2024年9月号を読んでいたら面白い記事にひかれた。「五行理論の整形外科疾患(小阪医院 曺 桂植)」である(中医臨床2024年9月号p58-)である。以下はあくまで私が知識として活用するための、私なりの解釈である。著...
漢方医学

漢方の「証」にこだわるべきか?──エキス剤処方の限界と矛盾

「証は?」と問われた経験から学ぶ、四診の本質と漢方エキス剤の限界。病名漢方は本当にダメなのか?
漢方医学

漢方で肩こりを改善?二陳湯の可能性を探る

肩こりの治療には、葛根や葛根加朮附湯がよく用いられ、また鍼灸やマッサージも一般的である。実際、師匠も肩こりを訴える患者には葛根を配薬することが多く、修行時代には漢方単独での効果に疑問を抱くことがあった。ところが、東北に戻ってから、例外的に*...
漢方医学

漢方の勉強リスタートしたい医師たちへ

「漢方を勉強しよう!」と意気込んだものの、忙しさやモチベーションの低下で挫折してしまった…そんな経験を持つ医師は結構多いのではないでしょうか。ですが、過去の失敗が未来の成功を阻むわけではありません。再スタートを切るために必要な心構えや第一歩...
漢方医学

滋陰腎丸ってなんだろう

最近、MicrosoftのCopilotを繰り返して話しかけている。思い付く限りなんでも。そのなかでこんな風に聞いてみた。「お年を召した女性で夜間尿を治す漢方は?」八味丸かなと思っていたら、滋陰腎丸というのだ。聞いたことがない。配薬を聞いた...
漢方医学

桂枝加芍薬湯加減で痛み止め

桂枝加芍薬湯は太陰病の方剤。しかしそれだけに使用目的を限定するのは勿体ない。私はこれまで、腹部症状以外で幾度か使っている。患者さんは80歳代の女性。最近リウマチ性多発筋痛症の既往があり、以前私自身がステロイドのパルスで治療して症状消失。その...
雑記

専門医の言葉の魔力

80歳代の女性。内科外来(この日のDr.おぐりん家)では慢性疾患の定期処方をしていた。愁訴がやや多目の方であった。その度事に漢方エキス剤でではあるが、症状を抑えてきた。今回頻尿症状と浮腫みが強くなったとのことで検査希望。頻尿については当院泌...
漢方医学

病名漢方で効いた呉茱萸湯症例から学んだこと

以前報告したに、吐き気症状が愁訴の方。この条文の吐き気について大切なのは普段食べている時に大丈夫で食べた時に吐き気があるという部分(経方医学6 江部洋一郎 東洋医学出版社p658)。有効であったので胃寒、あるいは寒飲が存在したことは確かだ。...