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杖道

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【杖道】褒められ慣れていない私、疑惑の3連発

杖道の打ち込みの稽古中のことでした。いつものように少し遅れて稽古に合流した私は、すぐに打ち込みの練習から参加しました。打ち込みというのは、引落打、逆手打、突外打だけをひたすら繰り返す基本の稽古です。太刀を杖で上から擦り落とす……。この技につ...
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【杖道】物見に見えた極意

杖道の一つ一つの手順は、一見すると単純なものが多い。しかし、それらが組み合わさると「あちらを立てればこちらが立たず」といった具合に難易度が増す。 稽古を続けていると、ふと、古(いにしえ)の本来の意味が失われてしまいそうな、形骸化しかけた技や...
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模擬刀後の杖

K先生の太刀のご指導に添い、杖道の太刀側の動きを模擬刀でなぞった。刃筋の向きを相手に向けてゆっくりと。すると、病的と言っていいほど、強く左手で杖を掴み振ろうとする。その位置もふらふらせず、へそ前辺りになる。当然杖道は左右の手を使うので、それ...
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【杖道】引落打の進化

引落打(ひきおとしうち)。型の様々な局面で現れる重要な技だ。状況としては、太刀側が既に抜き放ち、切先をこちらの顔に向けている緊迫した場面。 対する杖側は、相手に真横になり、肩口を向け、杖を体側に斜めに隠すように構える。一見すると武器を持たな...
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【杖道】繰付の妙から

杖道には「繰付(くりつけ)」というシブい技がある。相手が脳天を割り込もうと切りつけてくる太刀を、ひらりと避け、杖で捕らえ、そのまま体勢を崩して制圧する。まるで合気道のような体術的要素があり、私はこの技が結構気に入っている。「無手(素手)」に...
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【杖道】四段で遭遇した「未知」と冷や汗

杖道四段に昇段し、早半年。 先日、私にとって衝撃的な出来事があった。初めての指摘を受けたのだ。場所は、杖道の制定形4本目「斜面(しゃめん)」。 この型は、相手(打太刀)の斬り下ろしに対し、右へ体捌きを行いながら杖を左こめかみに打ち込む技だ。...
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【杖道】太刀の重さが教えてくれること

杖道の打太刀を、少しでもリアルに近づけたくて工夫している。他の人はともかく、私には、現状の杖道の打太刀の指導は足りないと感じている。以前、全く違う太刀を学んだ者としては、その癖を外すためにも、より具体的な技術習得の手順が必要なのだ。ここで一...
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初模擬刀稽古はほろ苦いスタート

初めて、模擬刀を使って杖道の太刀の稽古をした。重い。ともかく重い。それでも型をきっちりと使用とする。すると柄を持つ手が、柄の目抜きの形が、手のひらに食い込んで痛む。杖道の12型が終わった頃には、もう息切れしていた。なさけない。ほろ苦い、模擬...
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限られた時間で「究極」へ:本質を追求するということ

先日、杖道の稽古で初めて拝顔する方が稽古に来られた。私よりも高段者である。しかし、どうも型がおぼつかないようであった。所々間違え、不自然な間が生じている。それどころか、間合いも曖昧であった。おそらく久しぶりの稽古なのだろうと思い、ゆっくりと...
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【杖道】太刀もやはり難しい

先日から読み始めている、古流へのいざないとしての 杖道打太刀入門』(松井健二著、体育とスポーツ出版社)を実際に当てはめて良いかどうかを、K先生に見てもらう。合う、合わない、正しい、正しくないそれぞれ言い分がある。ものが挟まった言い方だが、本...