毎日午前7時にブログ更新
東洋医学

こりスポッとの万能感がここまできた

70歳代の男性。肺気腫(COPD)で通院中である。普段からSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)はやや低値で推移しているが、今回は「吸気時に左肩甲骨の下辺りが痛む」との訴えがあった。診察と処置まず、患者が痛みを訴える部位を確認したが、直接的な圧...
漢方医学

葛根湯が「肩こり・背中の強ばり」に効く本当の理由 ~解剖学的深さと「運び屋」としての葛根

「風邪のひき始めには葛根湯」。これはもう、日本人の常識と言ってもよいだろう。私自身、寒気を感じる感冒の初期には、このエキス剤を短時間に連続して服用し、速やかに治すことを常としている。また、葛根湯は「肩こり」の特効薬としても知られている。特に...
杖道

杖道は「極意を見抜け」と問うているのか

敵の攻撃をいかにして捌くか。これは古今東西、あらゆる武術・武道における共通の命題である。その普遍的な解の一つとして、「そこに居ると見せかけて、実は既に居ない」という身体操作がある。打太刀が「勝った」と確信した刹那、すでにその場は空(くう)と...
情報管理

Nano Bananaで経方図を作ってもらったら

私はいつも漢方医学において、経方医学で病機や治方を考える。各臓腑の様子は独特な図で表現される。私の頭の中ではいつもこれが動画で表現されている。(経方医学4 p128より引用)勿論講演会などではアニメーションで説明することが多々ある。Goog...
ダイエット

ダイエットの成否は「断食明け」にあるのか

私はこれまで断食明けはまず、プロテインを飲んでから食事をしていた。タンパク質を食前に摂れば満腹感が得られることがその根拠となる。そのことそのものは正しい。しかしダイエットという観点から見て果たして正しいだろうか。16時間の断食(インターミッ...
杖道

体外打に見た歩法の真髄 ― 「居て居らぬ」境地

昇段審査を控えた高段者の先生方が熱のこもった稽古に励む傍ら、私は初心者への基本指導に当たっていた。しかし、指導という原点に立ち戻ったからこそ、皮肉にも一つの真理を見出すこととなった。 ここ数日、私が執拗に追い求めている「極意の歩法」が、そこ...
杖道

極意と思しき歩法-「雷打」における微細な先動は反則か

杖道の稽古において、漫然と回数をこなすことは排すべきである。たとえ一見的外れに思えるような細部であっても、独自の「こだわり」を持って向き合うことが肝要だ。前回の考察に続き、太刀の打ち込みを極限まで引きつける動作について深掘りしたい。太刀側に...
杖道

太刀の理は未知なれど、雷打は興味深い

太刀に関しては、かつてある古武術において袋竹刀を用いた技法を学んだ経験がある。しかし、それは杖道とは異なる理合であり、現状では両者の共通項をほとんど見出せずにいる。ゆえに、過去の経験を安易に杖道の解釈に当てはめることは厳に慎まねばならない。...
漢方医学

耳鳴治療「しくじり先生」

70歳代、女性。耳鳴治療中。おかしい。耳鳴の症状に改善は見られるものの、完治には至らない。そんな折、脈診の結果が劇的に変化した。変化すること自体は良いのだが、なぜこれほどまでに「沈脈」なのだろうか。見れば、わずかに浮腫(ふしゅ)がある。本人...
杖道

歩法の極意、もう一つの「気づき」

歩法はいかなる武術においても肝要である。「そこに居ると見せかけて、実は既に居ない」。これは幻惑でも比喩でもなく、高度な実技としての状態を指す。過去に私が本質的だと感じた武術の全てにこの思想があり、技の中に脈づいていた。杖道の入門時、この武術...