先週の日曜日に巻落で、カツンと音をさせ、その度ごとに先輩たちに笑われた。
太刀が打ち込んでくるのを杖で捉えて床に落とす技である。
太刀をぶつかり合って受けるのではないのがミソ。
太刀を捉えた瞬間さっと降ろす。
これは良しとされていた。
しかし、どうしても太刀が杖とぶつかってしまう。
工夫しても、工夫しても、わらわれた。
先輩たちが代わり、行うとカチンといわない。
笑うくらいだから結構簡単なんだろうなと想像していたけどさっぱり分からない。
悔しくて練習しても一人ですると、相手がいなのでその解釈でいいかどうかが分からない。
教本も読んだし、市販されている本も読んだしビデオも観た。
満を持して今日(11月17日)、参加したとき別のK先輩に聞いてみた。
K先輩はおっしゃった。
片手でやってみろ。
左手だけで太刀を受けてみる。
技そのものは本来がつんと受ける訳ではないから、太刀を捉えるのは片手でも出来るのだ。
すると、カツンとした音がしない。
つまり、右手が知らず知らずに、かつんと余計に当てていたのだった。
右手はあくまでも添えるだけ。
なんと、巻落について何ももし得ることがないというほど、K先輩に褒められた。
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