うん十年間、ずっと続けていたことがある。
それは右尻に長財布を入れ、繋いだヒモをベルト(やズボン)に繋げて持ち歩くことだ。
この習慣が始まったのは若い頃長財布を落としてからだった。
その後、右尻は座るときいつもぐっと何かを踏んづけている感じもう何年もあった。
運転しているも、デスクに座るときもだ。
もしかすると感覚的にはなかったものの、歩行時も何らかのカラダへの負担があったのかも知れない。
先日ふと新しいカバンを買い、ちょっと方針を変えてみたのだった。
そう。カバンに財布を入れた。
ああ、お尻に財布を入れないなんてもう何年ぶりか。
右尻がすぅすぅするな。
財布がないことで不安な気持ちにもちろんなった。
車で駅へ、電車にのって病院へ。
しばらく何事もなく過ごしていた。
すると、何と言うことでしょう。
病棟を回診するときカラダがやたら軽くなった。
もう、スキップしたくなるほどに軽くなった。
階段の昇降もすいすい。
気のせいだろうかと何日か試してみた。
カラダがともかく軽いのだ。
気のせいならずっと続いて欲しいと思っている。
尻かせからの解放であった。
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