「 引落打の左手を落とすスピードが速い。」(右引落打の時)
あれも、これもと色々と修正していくうちに浮き彫りになった問題点だ。
特に軸を立てることを意識した後、色々と問題が浮き彫りになってきた。
今回の指摘はこれまでも、そうかも知れないと気にかけてはいた。
しかし、なんとなく意識にはのぼるのだけど、すぐ忘却していたことだ。
前回の稽古で実際にそれを指摘頂いた。
ところで、一般的に速いのは良いことだ。
しかし、速さとは相対的な尺度で評価される。
何かのスピードと比較してどうか、ということだ。
では今回の速さとは褒め言葉か?
違う。その逆だ。
左手が早く落ちるのでそれにつられて周りの、特に右手が遅れ、力が入りやすくなり技が小さくなる。
では、左手をおろすのを遅くするべきか?
いやそれはまた、違うと思う。
左手を下ろすスピードに合うように、左手の動作以外のスピードを上げるのだ。
左手の動作以外のスピードを上げるため、一時的に全体的にゆっくりとしてスピードをあわせていく。
右手のスピード、腰の回転、足の歩みを早くしていく。
新たに組み直した状態でスピードを徐々に合わせていくということだ。
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