焦燥感というと一括りにされると分かりにくい。
不安で焦燥感があるのとイライラしたりあるいは慌てていたりして焦燥感がある場合では原因が異なっている。漢方ではそれぞれ異なった処方になる。
しかし、刺絡ではどうか。
刺絡では結局交感神経亢進という扱いになる。
となるとH6F4ということになる。
それに動機症状が伴うと心経のH3と言うことになる。
同時にこの井穴は交感神経亢進を抑制するのにも寄与する。
そして実際に本日そのように施術して症状が著減した。
つまりその患者さんは焦燥感と動悸症状が殆ど無くなったとのことだった。
ヒトの体は、漢方、刺絡治療において不器用な側面と単純さが表裏になっているとつくずく思う。
<参照>
少商: H1 商陽: H6 中衝: H2 関衝: H5 少衝: H3 少沢: H4 隱白: F1 厲兌: F6 湧泉: F3 大敦: F2 足竅陰: F5 至陰: F4
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