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漢方医学

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思考実験で書かれた条文とは

私は普段から傷寒論や金匱要略は多読する。勿論ただ読むわけではない。色々な読み方をする。もはや習慣化しているので何でこんなことしているんだろうと思いを巡らすとすぐに思い当たる。それが漢方の勉強方法だと師匠から習ったからだ。思えば今まで色々な読...
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日中の頻尿の解釈にピットフォール

頻尿は外来において日常的な症状と言える。特に男性は年齢を重ねると前立腺も肥大してきて、排尿回数も増加する。現代医学では感染性尿路感染に関しては抗菌剤を用いることが多い。当たり前すぎる話だ。そしてもし感染性がない場合過活動膀胱の括りで西洋医学...
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眩暈を自分で治療しちゃう人

ふと、思わぬところからなるほどと、知識を得るというか知見を得ることがある。いや、私の治験ではない。今日、産業医として会社に訪問。そこで伺った話。本人が特定されてしまうかも、なので少しぼかして書く。定年前の方。ある指定難病の持病をお持ちである...
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香蘇散はマカ不思議な効き方

香蘇散エキス剤に関する知識は殆どアップデートしていなかった。20年以上前に初めて香蘇散を使った時以来、全くだ。これではWindows95からアップデートしていないようなものだ。OSとしては成り立たない。私の場合、香蘇散はお年寄りで軽い風邪の...
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滋陰降下湯エキス剤の有効事例に思う

先日、ホットフラシュに滋陰降下湯エキス剤が有効であったとの、症例報告があった。考察で、陰虚火旺に有効である、と解説していた。現代人はとかく陰虚が多い。私の師匠や参考にしている張錫純の参西録なんかでの主張である。滋陰降火湯は万病回春の由来で、...
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血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)の実践

血府逐瘀湯という方剤がある。王清任の医林改錯の創薬である。とても使いやすい方剤である。経方医学として解釈しやすい。解釈し易く使いやすい故いつの間にか自分の処方に溶け込んでしまい、意識せずにいた。血府逐瘀湯と意識しながら処方した記憶は東北に戻...
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胆気不足は酸棗仁が必須か

温胆湯はそもそも胆気不足のが引き起こす症状に対する方剤である。ならば、酸棗仁がはいっているのか?違う。配薬は竹筎、半夏、枳実、橘皮、茯苓、大棗、生姜、甘草であり、酸棗仁は入っていない。江部洋一郎氏の胆気不足解説に一般的な症状として不安感、不...
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さしあたっての竹筎を理解

師匠が臨床的に非常に参考にしていた老中医の一人に張錫純がいる。医学哀中参西録にその理論と治験が注ぎ込まれている。近年和訳の出版が複数あり大変読みやすくなった。あらためて見ると経方医学と合い通じる部分があり、私も大変参考にさせていただいている...
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竹筎は弱点

竹筎がイマイチわからない。いや、わかったつもりだった。そもそも経方医学の処方なのにわからない。経方薬論でもなぜか竹筎は記述がない。竹筎といえば竹筎温胆湯である。これは万病回春が出典で使い方は味わい深いのだけど、肝心の竹筎が良くわからない。長...
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十味剉㪚は読めなかった

十味剉㪚は多分じゅうみささんと読む。たぶん。違ったらご教授して欲しい。最近真面目に日本東洋医学会誌を読み耽ることが多くなった。そこでたままたま十味剉㪚なる方剤を見当てた。線維筋痛症に有効だったという。あれ?どう読むんだろう。前見たような気が...