漢方医学 第75回日本東洋医学会学術総会2日目 2日目は企業ブースで懐かしい方たちと楽しく談笑できた。ツムラの私を経方医学の世界に陥れたMRさんとも再開して懐かしい話と今後の話をいっぱいした。懐かしい経方医学で交流した先生方とも再開できた。一息入れてふと外を見た。ここは京王プラザホテル4... 2025.06.08 東洋医学漢方医学
東洋医学 第75回日本東洋医学会学術総会初日 令和7年の日本東洋医学会学術総会は東京の京王プラザホテルで開催される。私は初日は登録のみで企業展示を見ようと行ったら、明日からだという。上野に移った亜東書展を訪ねて紛らわす。相変わらずすごい品そろえ。すぐ使えそうな本を見つけた。夕食は上野の... 2025.06.07 東洋医学
漢方医学 茯苓四逆湯による煩躁治療 煩躁は確かに存在する。しかし患者さんの症状からそれが煩躁していると捕らえるのは、意外と難しい。胸がもやもやする症状から焦燥感に駆られる症状まで様々だ。実はなんでも煩躁と結びついてしまうので、本当にそうかと悩むのだ。私の外来において外来におけ... 2025.05.22 漢方医学
漢方医学 下痢で少陰病薬を使ったことがない 下痢症の漢方薬は最近では啓脾湯や五苓散のエキス剤くらいであまり使っていない。内科外来ではミヤBM細粒やイリボー、コロネルなどを処方することが多い。ロペミンは避ける。あるいは絶食して点滴時にはCVを入れて高カロリー輸液で対応してしまう。勿論そ... 2025.05.21 東洋医学漢方医学
漢方医学 夏版感冒薬香葛湯ってどうよ 傷寒論が出典の漢方方剤において、風邪薬のメインは悪寒を伴う風邪である。例えば風邪の引き始めに飲む感冒薬で有名な葛根湯も悪寒を伴うことが条件。風邪の引き始めで悪寒を伴わない風邪ってあるのか?それは温病である。最初から悪寒がない、あるいは少ない... 2025.05.15 漢方医学
漢方医学 胃苓湯は何故芍薬を加えるのか 胃苓湯は平胃散と五苓散の合剤に芍薬を加えた配薬である。平胃散は陳皮、甘草、生姜、大棗、厚朴、蒼朮。五苓散は桂皮、茯苓、白朮、猪苓、沢瀉である。蒼朮、白朮がやや共通。散剤であることが共通である。これに芍薬を加えて、湯液にすると胃苓湯になる。適... 2025.05.04 東洋医学漢方医学
漢方医学 平胃散の厚朴は自由だ 平胃散(へいいさん)は、中国の宋代(960~1279年)に編纂された『太平恵民和剤局方』(たいへいけいみんわざいきょくほう)を出典とする漢方処方である。名前の由来は、定かではないが胃の機能を平らかにする(調える)という意味を持っているのだそ... 2025.05.02 東洋医学漢方医学
東洋医学 妊娠しました! 私はこれまで外来で、結婚が決まりました、妊娠できました、と患者さんから幾度か報告されてきた。浅黒い顔で身体中湿疹や痂皮化、色素沈着で視線は下を向き、掻き癖がで体に常に触れていた若い女性。それがぷりっとした白い肌になって、ああ、本当は綺麗な人... 2025.04.29 東洋医学
漢方医学 肝の発揚作用を経方医学で解釈 先日のApplePencil活用、具体的なアノテーションでたまたま紹介した「肝の発揚作用」についてなかなか味がある話題まで辿れたのでせっかくだから紹介する。実は「肝の発揚作用」という言い方を聞いたことがなかった。不勉強だ。柴胡6gで昇提作用... 2025.04.28 東洋医学漢方医学
刺絡療法 刺絡の地味な波及 現在の病院に勤務し始めた頃、一度刺絡治療した看護師さん。それ以来刺絡に興味を持ち、自己採血キット購入。その後たまに症状を私に訴え、指のどこを刺したらいいか聞きに来る。頭痛吐き気倦怠感と色々だ。刺絡で症状が則消える。先日その看護師さんとたまた... 2025.04.24 刺絡療法東洋医学