漢方医学 勝手に第二版「輔行訣を経方医学で読む」 以前、私は『輔行訣』の方剤を経方医学の視点から解説するブログ記事を執筆した。不十分な点もあったが、経方図をすべて添付し、また、残念ながら解釈しきれなかった配薬についても記録した。 あれから時が経ち、私自身も少し成長できたように感じている。そ... 2025.09.04 東洋医学漢方医学
漢方医学 世代交代の儀式 以前お話しした経緯で、傷寒雑病論をいつも携えている。思った通りあっという間に朽ちてきた。 この本は小型で生薬名から方剤名が検索できる。しかしその耐久性はもは最弱の部類だ。 私は本が朽ちる前に本の世代交代している。以前書いた内容を新しく書き加... 2025.09.02 東洋医学漢方医学
漢方医学 生薬の行方 漢方の生薬処方について、処方する側は自由にできる。しかし、処方される側は大変だ。それも承知している。手間も時間もかかる。頑張って作っても失敗することもある。せっかく作っても、容赦のない味に絶望することもあるだろう。私は生薬処方について、初診... 2025.08.31 漢方医学
漢方医学 漢方薬のエキス剤と、見立ての難しさ 口渇が強い患者が内科を受診した。 尿は十分に排泄されており(患者自身は「ひっきりなし」と表現していたが)、そこから五苓散の適応とはならなかった。時間が限られている内科外来での対応であったため、まずは白虎加人参湯エキス剤を処方し、経過を観察し... 2025.08.30 東洋医学漢方医学
漢方医学 病名漢方は安易な処方ではない 漢方治療において、「病名だけで薬を選ぶのは安易だ」「体質(証)を無視した処方は本質から外れる」という批判がある。西洋医学の病名に応じて画一的に漢方薬を処方する、いわゆる「病名漢方」への警鐘である。しかし、このアプローチは本当に意味を欠くもの... 2025.08.28 東洋医学漢方医学
刺絡療法 【漢方】2025年岩手県部会当日 県部会は初参加だ。久しぶりの岩手医大。元循環器センター。礼儀正しい警備員さんに迎えられ、案内された。私も講演をさせて頂いた。一部刺絡の実技もした。写真は薬用植物についてのご講演(※私ではありません)。これは新鮮で楽しかった。いつの間にか、岩... 2025.08.25 刺絡療法東洋医学漢方医学
刺絡療法 風邪失敗 昨日微熱が出て、身体中が痛くてしょうがなかった。今日、刺絡をして症状の変化を見ようと思った。外来に出る頃にはほとんど症状が消えていた。あらら。嬉しいやら悲しいやら。発熱したときに、刺絡のことを忘れてしまう。昨日のうちにやっておけばよかった。... 2025.08.23 刺絡療法雑記
刺絡療法 発熱外来要件でおもうこと 微熱が出た。咳、痰、喉の痛み、鼻水といった呼吸器症状はない。しかし、とにかく関節が痛む。幸い、現時点で新型コロナウイルスとインフルエンザは陰性であった(ただし、インフルエンザの検査は少し早かったかもしれない)。解熱鎮痛剤のカロナールを服用し... 2025.08.22 刺絡療法東洋医学
漢方医学 【漢方】「今も続けています」と胸を張って言うために 現在、漢方の講習会で使うスライドを作成している。テーマは「漢方の学び方」。私自身が長年実践し、このブログでも「絶対的な勉強法」としてお伝えしてきた方法に、再び光を当てる機会となった。 その方法とは、「テーマを決めて『傷寒論』を通読する」こと... 2025.08.20 東洋医学漢方医学