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東洋医学

漢方医学

AIが繋いだ漢方治験とオーガズム後疾患症候群

【序章】アトピー性皮膚炎の奥に隠されていた、本当の悩み漢方医として臨床経験を積んでいた20年前、一人の青年との出会いが、私の漢方人生における大きな「宿題」の始まりとなった。最初、彼は難治の「アトピー性皮膚炎」の治療を希望して来院した。まずは...
漢方医学

【健忘録】エキス剤では扱いにくい「藿香」を再考する

うだるような暑さが一息つき、東北では最近涼しくなってきた。これからまた暑くなってくるだろうからその準備のようなものだ。そこでエキス剤ではなかなか処方できない藿香について見直しておく。 日本の夏における「夏バテ」や「暑さによる体調不良」は、単...
漢方医学

漢方辞めろってよ

先日、皮膚疾患の治療で担当している患者から、次のような相談を受けた。「先生、別の病院で受けた健診で肝機能の数値が悪いと言われました。『飲んでいる漢方が原因だからすぐにやめなさい』と言われたのですが、どうしたらいいでしょうか…?」その際、詳し...
漢方医学

清暑益気湯はなぜ効かないのか

導入:この夏、いつもの処方に感じた違和感夏本番を迎え、日々の診療で「夏バテでしんどい」「暑さでぐったりして、やる気が起きない」といった訴えに接する機会が急に増える季節である。そんな時、真っ先に浮かぶ処方の一つが「清暑益気湯(せいしょえっきと...
東洋医学

手書きのFAXが明かした、患者さんの“気まずさ”

「先生、汗がすごくて、夜も暑くて眠れないんですわ」80代の男性、Bさんのその訴えから、私の診察は始まりました。しかし、漢方的な診察では決め手に欠け、治療方針に悩んでいたところ、基本的な問診で、Bさんには長年お世話になっているかかりつけの先生...
刺絡療法

ぎっくり腰がくれた、漢方と鍼灸への新たな扉

来月、漢方医の先生方の前で、私がどのようにして漢方を身につけていったのかをお話しする機会を頂いた。そのスライドを作成しているうちに、ふと、私が鍼灸にも深くのめり込むようになった、ある決定的なきっかけを思い出した。突然のぎっくり腰、そして師匠...
情報管理

ありがとうCraft、こんにちはGoogle AI。漢方医が選んだ新たな執筆パートナー

長らく私の執筆活動を支えてきたのが、美しきノートアプリ「Craft」である。その洗練されたデザインと、まるで紙に書くような滑らかな使い心地(注意:実際には手書きしない)は、日々のブログ原稿作成や大切なデータの保管に欠かせない存在であった。有...
漢方医学

夏の不調「冷房浮腫・頭痛」の経方医学の解釈と治法

夏季になると、「特に原因はないのに、むくみと頭痛が続く」と訴える患者さんが増えませんか?その背景には、冷房の効いた室内環境と、冷たい水分の過剰摂取という、現代ならではの生活習慣が隠れていることが少なくありません。今回は、この「冷房による浮腫...
漢方医学

AIとの対話で見えた、鑑別の新たな地平

医師が治療の速度と精度を上げる要は、鑑別診断の幅広さにある。これは東洋医学でも全く同じであり、患者の訴えから傷寒金匱のどの条文に該当するか、あるいは近しい方剤は何かを導き出す。経方・後世方を問わず、より多くの引き出しを持つことの重要性は言う...
漢方医学

漢方診察の真髄:客観性を超える「主観」の力

漢方の世界に足を踏み入れたばかりの皆さん、こんにちは。漢方医として日々患者と向き合う中で、私が最も伝えたいことの一つが、漢方独特の**「診察法」**についてである。特に独学で漢方を学ぼうとすると、この診察法でつまずく者が本当に多い。何を隠そ...