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東洋医学

漢方医学

漢方外来で西洋薬の介入

2006年近畿地方で漢方の修行を開始したときのこと。発熱の方(原疾患は失念)に漢方で十分解熱出来ず、ボルタレン座薬を使い解熱させたことがある。その時漢方の師匠に「すみません。漢方で解熱できませんでした。」と、心から謝るおぐりん家の姿があった...
漢方医学

ア◯ジャ◯シュの舞台になった外来

初診の患者さんが受診する前、主訴をつまり最も辛い症状、あるいは直して欲し症状をスタッフが予め聞き取り、基本票(クリアファイルに入った紙カルテの表面のようなもの。)に書き入れる。それを見て医師はだいたいの方針を立てるのだ。ある日、深刻そうな顔...
漢方医学

経方医学で桔梗を使う方剤

先のことに続き、経方医学つまり、傷寒論、金匱要略において呼吸器症状で桔梗を使う方剤は次の2つである。桔梗湯(傷寒論311条)(経方医学6p118))竹葉湯(金匱要略・婦人産後病 第9条)(経方医学3p46)それぞれの内容を読み込み、桔梗の外...
東洋医学

咳で肋骨折れるのですか?

80歳代女性。内科外来を受診。定期処方を処方するだけであったところ、少しの間を開けて、ココが痛むと指さした。右肋骨弓部だ。押すと途端に痛み出す。肋骨弓下ではない。この感触は肋骨骨折だなと判断。実は内科受診後、整形受診もするという。そこで整形...
漢方医学

賁豚気のレビュー

賁豚気(賁豚気)は衝脈が暴発して心下や心を打つ。実際は鳩尾に動悸が上がる。症状の原因は西洋医学では明らかにならないことが多い。以前何度も治してきた。金匱要略ではそれこそ賁豚気病として挙げられている(経方医学p44)その配薬は甘草、川芎、当帰...
刺絡療法

【刺絡】落下して打撲して

以前の続き。70歳代男性。倦怠感が愁訴であったが実際は腰痛が最もひどい。そこで、前回腰痛の治療をしたところ効果があった。落下した後の打撲した右肩が動かないという。確かに疼痛のため可動域が狭いようだ。座らせ、右肩を動かし痛みの領域を確かめた。...
漢方医学

滋陰腎丸ってなんだろう

最近、MicrosoftのCopilotを繰り返して話しかけている。思い付く限りなんでも。そのなかでこんな風に聞いてみた。「お年を召した女性で夜間尿を治す漢方は?」八味丸かなと思っていたら、滋陰腎丸というのだ。聞いたことがない。配薬を聞いた...
刺絡療法

【刺絡】足の指が痛む

70歳代女性。進行性核上麻痺の既往がある。右第二趾が立位で痛む。臥位では痛まない。指はチアノ−ゼではないが、部分的に血色が悪い。東洋医学的には瘀血というものか。厲兌と対側の二カ所を刺絡した。少し多目に60滴しぼった。明日もう一度症状を聞こう...
刺絡療法

【刺絡】70歳代男性倦怠感

70歳代男性。刺絡希望で受診。高所から転落した既往がある。療養中で倦怠感がある。しかし難聴で訴えがよく分からない。以前刺絡をしたことがあるご家族の紹介。倦怠感が強いという主訴であった。しかし、じっくりと話を聞いてみるとどうやら転落したときの...
バレットジャーナル

密林から空気が届いた。

私はナッツが好きだ。好きと言うより、ダイエットで使うので自然とこだわりを持つことになった。今回注文回数9回目という、私好みのナッツを注文。ブラックフライデーということもあり、ビッグウェイブの端っこに乗った気になっていた。そして、届いたのがこ...