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ApplePencilはアノテーションが素敵

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 ApplePencilの活用において手書きのメモ、それもテキストと比較しての優位性と限界につては「ApplePencilを使いこなしたいと思ったときに読む本(小田やかた著)」で整理することができた。お陰様で手書きメモについてはipadmini7で既に導入した。これについては迷いがほぼなくなった。有り難い。

ところで改めて書くと表題のアノテーションはデータに対する注釈ということ。PDFに気づきを書き込んだり、原稿を校正したりすることである。ここでは私なりのApplePencil活用、PDFのアノテーションについて、特に前者について書いていこうと思う。

え?今さらそんなこと知ってます、ですって?まあ、その通りであろう。PDFにApplePencilで何かを書き込むことを知らない人はまずいない。

でもそれを貴方は続けているか?いやもう少し詳しく伺いたい。読みたい文章に気づいたことをメモして、そんな行為の果て何か得た実感を得ているか。納得してないからやめたのではないか。

アノテーションという行為は知っていても、それを実行するモチベーションはその行為に意味があると納得できて初めて継続できる。知っているのと活用を継続するとでは全く違う次元の話なのだ。

確かに単に文章の校正ならばアノテーションした原稿を依頼元に返送すれば良い。問題は気づきのメモをどうするかに工夫が必要だ。そこで私の約一ヶ月ほど続けている方法を紹介する。

ここで定期購読している漢方関連の雑誌を例に挙げたい。それを裁断してPDFにして読む。その後は以下の通りである。

1.PDFはGoodnotes 6でアノテーションする。何も考えず直感で書き込んで行く。面白い処方、あやふやな方剤や生薬、古典の知らなかった解釈、馴染みのない病機等々を赤いペンで線なりコメントなりして行く。時間がかかっても楽しいひとときだ。

2.青いペンで赤く書かれたコメントをどうしたいか書き加える。例えばあやふやな方剤を単に配薬と適応まで見て終わりにする。あるいは原典までさかのぼり、適応された病状とその加減まで知識として保存する。今診ている難治の患者さんの適応として使えそうならばそのまま外来でも使えるように電子カルテのテンプレートに忘れないように組んでしまうなど、新しいTodoが発生する。これは意外と時間がかかり頭脳への負荷が強い事に驚かされる。しかしそれと同時にペンでの入力はその負荷の軽減になっていることを実感できる。この作業はなぜかテキスト入力は不向きだ。

3.次にその青いペンで書いたメモを見ながらThings3のinboxに、今度はテキストで入力する。

4.inboxに並んだTodoで2分以内でできそうなものものはその場でやってしまう(GTDですね)。例えばただ、見ておしまいとするならばサッと調べる。その一方でそれ以上時間がかかりそうなTodoはThings3の「いつでもする」リストに入れる。3.、4.も機械的作業なので余り考えないで良いので楽だ。

5.適宜、Things3に入っているTodoをこなしていく。

何が言いたいかというと、PDFのアノテーションはTodoを生み出す前提ならば続けられる。単なる確認だったり、知識へ定着させるなどちゃんと「気づき行き先と終着点」がある前提であれば、続けられる。

但し、このことは私の場合、あくまでiPadmini7が前提である。

そしてApplePencilから既に離れるのだが、「しっかり調べて納得し知識として蓄積すること」のTodoの行き着く先を別の機会に紹介させて頂く。

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