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「待たせてくれ!」盛岡駅で叫びそうになった話

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Apple製品を愛する皆様、こんにちは。

突然ですが、あなたは「iPhoneがあるのに、なぜiPad mini 7を持ち歩くのか?」という問いに、即答できますか?

私はできませんでした。

大画面でバッテリーも持つiPhoneがあれば、大抵のことは事足ります。実際、私のiPad mini 7は、家に忘れ去られても生活に支障がない「愛すべき中途半端」な存在になりかけていました。

しかし、それではいけない。この美しい板をもっと生活に組み込みたい。そう決意して「最強の布陣」を敷いて挑んだ盛岡駅で、まさかの悲劇(?)に見舞われた話をさせてください。

iPad mini 7の居場所を作る「コックピット」画面

まず、私のiPad mini 7のホーム画面をご覧ください。これが現在の私の「対・iPhone差別化戦略」です。

Screenshot

iPad miniの最大の弱点は、ソフトウェアキーボードでの「テキスト入力」です。フリック入力ならiPhoneの方が圧倒的に速いし、長文ならMacがいい。このサイズでちまちまとキーボードを叩くのは不利でしかありません。

そこで私は割り切りました。「キーボード入力は捨てよう。その代わり、音声と手書きという『直感的な入力』に特化させよう」と。

iPhoneはフリック入力などのテキスト作成には最強ですし、音声入力も可能です。しかし、「手書き入力」だけは、あの画面サイズでは実用的ではありません。

対してiPad miniは、手書きと音声の融合地点として完璧なサイズです。画面構成は、その意思表示そのものです。

  • 上段(閲覧ゾーン): Apple TV+のウィジェットなど、情報を浴びるためのエリア。
  • 中段(情報ゾーン): カレンダーとKindleなど。今読んでいるのは『3本線ノート術』。知のインプット基地です。BraveBrowserはYouTube専用です。
  • 下段(直感入力ゾーン): ここが肝です。キーボードではなく、Gemini、ボイスメモ、Goodnotes6のQuickNoteなど。

右下の一等地には、GoogleのAI「Gemini」を配置しています。思いついたら即、音声かAIに投げる。あるいはApple Pencilで手書きする。親指一本、ペン一本で思考をキャプチャする。まさに「開いて即座に脳と同期するコックピット」です。

この画面を作り込み、「よし、これでiPad miniは私の相棒だ」と確信しました。あとは、こいつを使う「シチュエーション」さえあればいいのです。

盛岡駅「みどりの窓口」という決戦の地

そのチャンスはすぐに訪れました。 来月、新幹線で遠出する予定があります。そのチケットを手配しなければなりません。

向かうは盛岡駅南口改札の「みどりの窓口」。

地元の方ならご存知でしょう。あそこは常に混んでいます。長蛇の列、進まない発券機、複雑な経路を相談する旅行客……。普通ならうんざりする場所です。

しかし、その日の私は違いました。

「混んでいてくれ。頼むから30分、いや1時間は待たせてくれ」

カバンの中には、バッテリー100%に充電されたiPad mini 7。Kindleには読みかけの本。ブログの下書きを音声入力でGeminiと壁打ちする準備も万端。

普通なら忌避すべき待ち時間が、今の私には「iPad miniを使えるボーナスタイム」に見えるのです。ガジェット好きの業とでも言うのでしょうか。まさに、「使うためにあえて不便(待ち時間)を愛する」。そんな倒錯した心理状態で、私は窓口へ向かいました。

「待たせてくれ!」という悲痛な叫び

意気揚々と改札横の窓口に到着した私を待っていたのは、衝撃の光景でした。

誰も、いない。

いつもなら溢れかえっているフロアに、人っ子一人いません。

私が入り口に足をかけた瞬間、カウンターの奥から駅員さんが爽やかな笑顔で手招きしました。

「どうぞー、こちらの窓口へ」

(嘘だろ……!?)

私の心の中で、ちぐはぐな願いが爆発しました。

「待たせてくれ! 頼むから待たせてくれ! 私は今、iPad miniを使いたいんだ!!」

カバンの中で、iPad mini 7が出番を今か今かと待っています。「ご主人、いつロック解除しますか? Gemini呼びますか? 本読みますか?」という健気な声が聞こえてくるようです。

しかし、現実は非情にもスムーズでした。

「目的地までですね、はい、お席空いてますよ」

「あ、はい……」

あまりにも迅速な発券。プロフェッショナルな駅員さんの仕事ぶり。

私は感謝すべきなのに、どこか敗北感を抱きながら切符を受け取りました。

結局、iPad mini 7は一度も画面を点灯させることなく、盛岡駅を後にしました。なんだか、思い通りにならないものです。

結論:それでも私はiPad miniを持ち歩く

この「待ち時間ゼロの悲劇」を経て、私は改めて思いました。

iPad miniは、心の保険なのだ、と。

もしあの時、iPhoneしか持っていなくて、逆に窓口が激混みだったらどうだったでしょう?

きっと私はイライラしながら、Twitter(X)を更新して時間を浪費していたはずです。

「iPad miniがあるから、いつまでも待てる」

その余裕こそが、このデバイスを持つ最大のメリットなのかもしれません。使わなかったとしても、「豊かな時間を過ごす準備ができている」という事実が、私を落ち着かせてくれるのです。

今度の長旅。新幹線の中、ホテルでのひととき。 今度こそ、このホーム画面が火を吹く時が来るはずです。

……とりあえず、旅先のおすすめスポットでも、今のうちにGeminiに聞いておこうと思います。家で。

 

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