70歳代男性。
刺絡希望で受診。
高所から転落した既往がある。
療養中で倦怠感がある。
しかし難聴で訴えがよく分からない。
以前刺絡をしたことがあるご家族の紹介。
倦怠感が強いという主訴であった。
しかし、じっくりと話を聞いてみるとどうやら転落したときの、右肩の痛みと、何よりそれとは関係ないと思しき腰痛が主訴であった。右肩より腰痛が強いということであった。
痛くてそれを我満して倦怠感が強くなっているということだ。
井穴刺絡左右H6F4
皮膚刺絡腎兪、志室。
症状著減。
主訴はそのまま真に受けず、しっかりと愁訴を聞いて、何が最も注目すべきかを見てから判断する。
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