乱合で杖を回わす型がある。
これまでは型の手順を覚えるだけで疑問点をとらえることができなかった。
しかし何度か稽古を繰り返すうち、少しずつ技の意味を探り始めている。
このこともその1つである。
杖をまわすとき、切り付けてくるのを杖をまわすことで太刀が振り下ろしてくるのを避けるわけではないのは承知した。
だから輪の太刀の動きと使用目的を同一視できない。
なら何故回すのか。
回すことでその中心部に太刀側が切りつけたくなるのではないか。
型の解釈としては太刀側である相手の顔面(あるいは眼)を狙い押していく。
太刀側がぐっと引いて八相の構えるとき、そのタイミングで杖を回し相手を打つ。
いややはりこの時、回すのは合理的とは思えない。
追い込んでおいて回すのは何故だろう。
むしろそのまま、ぐっと杖先を押しつける方が良いではないか。
回す方が良い理由は何故だろう。
型としては、手順としては、なんとか理解したものの、意味するところは今のところ理解できない。
となるとどうすればいいか。
次は回し方だ。
それまでの手順では見当たらない。
今はただただぐりんと回すだけである。
だから、次の稽古では回し方の詳細を伺おう。
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