刺絡療法 【刺絡】落下して打撲して 以前の続き。70歳代男性。倦怠感が愁訴であったが実際は腰痛が最もひどい。そこで、前回腰痛の治療をしたところ効果があった。落下した後の打撲した右肩が動かないという。確かに疼痛のため可動域が狭いようだ。座らせ、右肩を動かし痛みの領域を確かめた。... 2024.12.10 刺絡療法
刺絡療法 【刺絡】足の指が痛む 70歳代女性。進行性核上麻痺の既往がある。右第二趾が立位で痛む。臥位では痛まない。指はチアノ−ゼではないが、部分的に血色が悪い。東洋医学的には瘀血というものか。厲兌と対側の二カ所を刺絡した。少し多目に60滴しぼった。明日もう一度症状を聞こう... 2024.12.07 刺絡療法
刺絡療法 【刺絡】70歳代男性倦怠感 70歳代男性。刺絡希望で受診。高所から転落した既往がある。療養中で倦怠感がある。しかし難聴で訴えがよく分からない。以前刺絡をしたことがあるご家族の紹介。倦怠感が強いという主訴であった。しかし、じっくりと話を聞いてみるとどうやら転落したときの... 2024.12.06 刺絡療法東洋医学
刺絡療法 【刺絡】手足の痺れ70歳代 年が年だからというのが口癖。数年にわたり両手足の痺れと足の底(前部分)の痺れ。痺れと言えば、副交感神経亢進と捉える。そこで左右H5F5の30滴で手足の痺れが取れた。しかし足底の痺れは残存。さらに左右F3の30滴で、足底の痺れは取れた。しかし... 2024.12.01 刺絡療法東洋医学
刺絡療法 背部を皮膚刺絡する意義 私は刺絡療法をする時、仕上げに背部の実、つまり内側から張り出している部分を狙い、触れて一定抵抗がある箇所に針をしている。それは頭部の血流の還流路を確保することが肝要であることを刺絡への道や刺絡学会で学んだからだ。しかし実際には張り出している... 2024.10.10 刺絡療法東洋医学
刺絡療法 井穴刺絡方針と交感神経・副交感神経について 先日、日本刺絡学会学術大会で刺絡について30分程度お話させて頂いた。そこで、井穴選穴の判断材料として症状の性質が交感神経亢進、副交感神経亢進か否かで判断する方針を紹介した。その理論的背景(『21世紀の医学: 井穴刺絡学・頭部刺絡学論文集 近... 2024.10.03 刺絡療法東洋医学
刺絡療法 日本刺絡学会学術大会2024年に出席 学会を通じて、また学会前日、当日懇親会、二次会を通じて得るところが多かった。そして何よりの収穫はこれ↓。 変わったチョコではない。お灸の一種、竹の輪灸である。これをプレゼントされた。感謝感激である。 2024.10.01 刺絡療法
漢方医学 刺絡をマクロでとらえる 刺絡はやはり瀉する技術。私は長い間やっていない毫鍼は、補寫どちらもすることができる。当時私自身の腕でもその技術を、一部ではあるが患者さんに活用させて頂いていた。瀉するとは何か。まさか、元気一杯なのを元気を少なくするのか?勿論そんなことはない... 2024.09.22 漢方医学東洋医学
雑記 刺絡院内発表を準備しながら 刺絡とは何か。日本刺絡学会の提示している定義はこちらである。経絡の流注とその主治作用にもとづき、患者の病態に応じて、皮膚・経穴・血絡を選択し、三稜鍼またはその他の鍼具を用いて浅刺し、少量の血液を放出して経絡の気血の流行を疏通せしめ、症状を緩... 2024.09.19 雑記
刺絡療法 左F1(隠白)の喧噪 以前アップした患者さん。味覚異常を治す目的でF1(隠白)の刺絡をした。正確には味覚異常ではないかもしれない。味覚異常の定義は違う味がしたり、全くしなかったりする。何かを食べて起こる病態を示す。この方は何も食べて無くても胡椒の味がするのだ。隠... 2024.08.24 刺絡療法東洋医学