以前、私は初心者の指導をお断りした、と言う内容の原稿を紹介した。
以前の投稿から一週間。
今度は自ら先生に「私に初心者の指導をさせて下さい」と申し出た。
すると先生はニコニコして許可してくれた。
私が「誤った指導内容をしたらどうしようか」と悩んでいた話をすると、「いつも見てるよ」とおっしゃってくれた。
🔰 初めての「手ほどき」
心を落ち着けて、初心者に杖の基本を指導する。
本手打、逆手打、引落打、さらに新たに返し突を教えた。
彼は以前剣道をしていたとのことで、それは良いことだと褒めつつ、意識的に「ゆっくり、ゆったりした雰囲気」を醸し出すように心がけながら、一つずつ手ほどきをした。
💡 教えることは、難しい
だが、教えるのはやはり難しい。
先の4手は基本中の基本だ。それでも、解答に詰まるような質問もあった。
「ああ、自分はすっかり慣れてしまい、当たり前にしていたことがあったな」と気付かされる。
「あれ? これって何だっけ」と、忘れていることさえある。
(後でちゃんと調べておこう)
そうか。初心者は、技を知らないからこそ、ここで引っかかるものなのだ。
そんな当たり前のことに、改めて気付かされた。
⏳ 「指導者」の始まり
私が答えに窮して立ち尽くしてしまいそうな時、すっと先生が近づいて来て指導を手伝ってくれる。
ああ、杖道の指導者の「初めて」とは、こんなものなのだな。


コメント
指導者一年生
新たな一歩を踏み出されたのですね
おめでとうございます
人に教えることは
難しいですよね
私もプリセプターの役割をする時
いつもなんとなくしていたことの意味を
言葉で表現することの難しさや
あれ?これであってる?と不安に思うことが
多々あります
他の人に
聞いたり調べたり
自分でも改めて考えたり
実は間違って理解していたこともあったりと
色々なことを自分も学びます
教えるって難しいってことを
痛感します
そして、自分に教えてくれた人も
こういう気持ちだったんだな、と思い
感謝することができます
そういう機会に出会えたこと
自分からお申し出になった勇気
素敵な1日だったんですね
私も前向きに頑張れそうです
ありがとうございました
知蔵様
コメントありがとうございます。
自分の学びにもなりました。
何とか手探りでやって参ります。
ありがとうございました。
Dr.おぐりん家