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生協の白石さんとの再会と速攻な別れ

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 生協の白石さんをAudibleで見つけた。

 すぐにダウンロードした。

 さっきまで聞いていた本を中断して白石さん聴き始めた。

 しかし、聴き始めてすぐに返却してしまった。

 白石さんのことは、だいぶ前のことではあるが、存じ上げていた。

 どの大学かは分からないけど、学生と白石さんの伝言版(正しい表現かは分かりません)での交流。伝言版と行ってもネット上のそれではない。

 恐らく生協の敷地で張り出されていたのだろう。全くのアナログだ。それらが写メに撮られ、ネット上に紹介されていた。とても面白かったことを覚えている。

 そしてとても癒やされた。当時まだ不完全なサーチエンジンで検索しては見つけ、貪るように読んだ。そういえばイラストを描いての交流もあったような気がする。

 当時私に何がそんなに、何故それほどまでに多忙だったのか。そもそものことは忘却している。しかしあの頃ただただ疲労しそこそこ悩み、出口の見えないトンネルにじとっといたことは覚えいる。

 そんな中、白石さんの伝言版はつかの間の癒しであった。

 そんな中で私の白石さん像が私の中に自然に姿と声を形作った。そして癒やされていた。いつか全部のやり取りを見てみたいなとは予てから思っていた。

 Audibleでの白石さんの声は私自身の白石さん像とは、声の調子が違う。違う、と受け入れられなかった。すみません。語り手さんが下手とかそう言いたいわけではありません。

 気づくと、語り手さんの声を自分の白石さん像の声に忙しく変換させて、内容を理解しようとしていた。それはそのまま受け入れてるのを避け、距離を置こうとしている自分がいたのだった。

 我に返り、数話聴いた途中で返却した。

 そうだ。白石さんは書籍で買おう。これは読むに限る。

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