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東洋医学

漢方医学

漢方で肩こりを改善?二陳湯の可能性を探る

肩こりの治療には、葛根や葛根加朮附湯がよく用いられ、また鍼灸やマッサージも一般的である。実際、師匠も肩こりを訴える患者には葛根を配薬することが多く、修行時代には漢方単独での効果に疑問を抱くことがあった。ところが、東北に戻ってから、例外的に*...
漢方医学

漢方エキス剤を処方できるあなたが、生薬処方を始めるべき理由

漢方エキス剤をすでに処方している医師の多くは、「生薬処方はもっと難しい」「専門知識が必要で自分にはまだ無理」と感じているかもしれません。しかし、実際には、エキス剤処方の経験がすでに生薬処方の大きな土台になっています。本記事では、生薬処方を学...
漢方医学

漢方の勉強リスタートしたい医師たちへ

「漢方を勉強しよう!」と意気込んだものの、忙しさやモチベーションの低下で挫折してしまった…そんな経験を持つ医師は結構多いのではないでしょうか。ですが、過去の失敗が未来の成功を阻むわけではありません。再スタートを切るために必要な心構えや第一歩...
漢方医学

漢方処方とMR

今日、わざわざMRさん(薬の説明に来てくれる人)が前日にアポをとって、アリドネパッチを説明しに来てくれた。非常に熱心にアリセプトからのスイッチ(切替)について詳しく教えてくれた。メリットデメリットを訊いた上、今後私はアリセプトを見たらアリド...
漢方医学

少し白旗症例

(内容をぼかしてアップします)10歳未満の方。足に力が入らない、倦怠感というのが主訴。勿論、車椅子で外来にくるわけではない。てくてく歩いている。お父さんに反抗的な物言いをする。当然西洋医学的なあらゆるアプローチは終わっている。最終的に前医で...
漢方医学

漢方外来で西洋薬の介入

2006年近畿地方で漢方の修行を開始したときのこと。発熱の方(原疾患は失念)に漢方で十分解熱出来ず、ボルタレン座薬を使い解熱させたことがある。その時漢方の師匠に「すみません。漢方で解熱できませんでした。」と、心から謝るおぐりん家の姿があった...
漢方医学

ア◯ジャ◯シュの舞台になった外来

初診の患者さんが受診する前、主訴をつまり最も辛い症状、あるいは直して欲し症状をスタッフが予め聞き取り、基本票(クリアファイルに入った紙カルテの表面のようなもの。)に書き入れる。それを見て医師はだいたいの方針を立てるのだ。ある日、深刻そうな顔...
漢方医学

経方医学で桔梗を使う方剤

先のことに続き、経方医学つまり、傷寒論、金匱要略において呼吸器症状で桔梗を使う方剤は次の2つである。桔梗湯(傷寒論311条)(経方医学6p118))竹葉湯(金匱要略・婦人産後病 第9条)(経方医学3p46)それぞれの内容を読み込み、桔梗の外...
東洋医学

咳で肋骨折れるのですか?

80歳代女性。内科外来を受診。定期処方を処方するだけであったところ、少しの間を開けて、ココが痛むと指さした。右肋骨弓部だ。押すと途端に痛み出す。肋骨弓下ではない。この感触は肋骨骨折だなと判断。実は内科受診後、整形受診もするという。そこで整形...
漢方医学

賁豚気のレビュー

賁豚気(賁豚気)は衝脈が暴発して心下や心を打つ。実際は鳩尾に動悸が上がる。症状の原因は西洋医学では明らかにならないことが多い。以前何度も治してきた。金匱要略ではそれこそ賁豚気病として挙げられている(経方医学p44)その配薬は甘草、川芎、当帰...