前回に引き続き、19個目の輔行訣のバージョンの日本語意訳を覚え書きとしてここに記す。時期が定かではないその他的な版である。時期が定かなバージョンと合わせて21個ある。
『張大昌注輔行訣』周連淼手稿(1981年秋以降) この資料のサイズは縦約19.3cm、横約13.5cmです。1ページあたり11行から14行、1行あたり約23字で書かれています。手稿は21ページから69ページまでの計39ページ分を占めます(40ページに続くのが直接51ページとなっているため、実際の総ページ数は表記の総ページ数より10ページ少なくなっています)。
この手稿の表紙には「医学論文」「周溥」などの文字が書かれています。収録されている内容は、「三十六脈名義略述」(この文書の冒頭には1981年初秋に張大昌先生が書かれた序文があり、1ページ目全体を占めています)、『法要』の簡略な解説(この手稿そのもの)、そして「心血管病三字訣」などです。
この手稿が書かれた正確な年代は不明ですが、最初の部分が張大昌先生の論文『三十脈名義略述』であり、その奥付には「一九八一年秋初、当時五旬有七」と記されているため、『張注輔行訣』周連淼手稿は1981年の秋以降に作成されたと推測されます。
この手稿の特徴は、原文が省略形式で収録されている点です。たとえば、元の原稿の51ページには「【原文】『陶曰』から『作六味』まで計四段」といった記述があります。
コメント:これはもはやメモ的なもので、さらに加筆され、脱落されている。湯液経とは別に、「三十六脈名義略述」は一度は目を通したい。
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