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漢方医学

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日中の頻尿の解釈にピットフォール

頻尿は外来において日常的な症状と言える。特に男性は年齢を重ねると前立腺も肥大してきて、排尿回数も増加する。現代医学では感染性尿路感染に関しては抗菌剤を用いることが多い。当たり前すぎる話だ。そしてもし感染性がない場合過活動膀胱の括りで西洋医学...
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血府逐瘀湯(けっぷちくおとう)の実践

血府逐瘀湯という方剤がある。王清任の医林改錯の創薬である。とても使いやすい方剤である。経方医学として解釈しやすい。解釈し易く使いやすい故いつの間にか自分の処方に溶け込んでしまい、意識せずにいた。血府逐瘀湯と意識しながら処方した記憶は東北に戻...
漢方医学

さしあたっての竹筎を理解

師匠が臨床的に非常に参考にしていた老中医の一人に張錫純がいる。医学哀中参西録にその理論と治験が注ぎ込まれている。近年和訳の出版が複数あり大変読みやすくなった。あらためて見ると経方医学と合い通じる部分があり、私も大変参考にさせていただいている...
漢方医学

竹筎は弱点

竹筎がイマイチわからない。いや、わかったつもりだった。そもそも経方医学の処方なのにわからない。経方薬論でもなぜか竹筎は記述がない。竹筎といえば竹筎温胆湯である。これは万病回春が出典で使い方は味わい深いのだけど、肝心の竹筎が良くわからない。長...
漢方医学

十味剉㪚は読めなかった

十味剉㪚は多分じゅうみささんと読む。たぶん。違ったらご教授して欲しい。最近真面目に日本東洋医学会誌を読み耽ることが多くなった。そこでたままたま十味剉㪚なる方剤を見当てた。線維筋痛症に有効だったという。あれ?どう読むんだろう。前見たような気が...
漢方医学

当帰湯を見直す

当帰湯の配薬は当帰、半夏、桂皮、厚朴、芍薬、人参、黄耆、山椒、甘草、乾姜である。大建中湯のような雰囲気があり、腹痛と腹部膨満感をともなう前提のような印象がある。実際、適応はツムラの手帳を開くと膨満感が伴っているようだ。武骨な配薬だ。経方っぽ...
漢方医学

舌診の解釈@蕉窓雑話

蕉窓雑話を読み進めるうちに舌診についての記述があった。舌診で得られる限界は世間で思われているより少ない。というか他の診察と組み合わせると舌の所見が矛盾することが結構あったりする。だから、胃熱で舌苔が剥がれた状態は別として、ほとんど密かに参考...
漢方医学

経方医学における胃を整理

胃は中腔臓器である。中はスカスカである。管である。その中腔に食物が入るイメージは西洋医学と差はない。経方医学の図を見ると心下から胃へ線が伸びる。心下から胃へ繋がり、「何かが繋がっている」んだ。ここら辺が何か、混乱していた。還流された気津とし...
雑記

【東医雑録】徹すること

何年かぶりに「東医雑録(山本巌著)」に目を通すこととした。以前スコトーマにになっていて気づかなかったこともあるいは、フォーカスされるかもしれない。同書p7に面白い表現があった。引用する。徹しきって体得すること書画、刀剣、骨董の真贋の鑑定もや...
漢方医学

心下毒痛を検討する

小青竜湯で頭痛が治せるのは心下の有水気が関連があるのではないかと考え、心下の病機を見直すこととした。今回は心下毒痛である。金匱要略の婦人妊娠病第10条にある。心下毒痛は白朮散方の加減の1つで川芎を倍加する際の症状である。毒痛とはとてつもなく...