漢方医学 病名漢方は安易な処方ではない 漢方治療において、「病名だけで薬を選ぶのは安易だ」「体質(証)を無視した処方は本質から外れる」という批判がある。西洋医学の病名に応じて画一的に漢方薬を処方する、いわゆる「病名漢方」への警鐘である。しかし、このアプローチは本当に意味を欠くもの... 2025.08.28 東洋医学漢方医学
漢方医学 夏の不調「冷房浮腫・頭痛」の経方医学の解釈と治法 夏季になると、「特に原因はないのに、むくみと頭痛が続く」と訴える患者さんが増えませんか?その背景には、冷房の効いた室内環境と、冷たい水分の過剰摂取という、現代ならではの生活習慣が隠れていることが少なくありません。今回は、この「冷房による浮腫... 2025.07.16 東洋医学漢方医学
漢方医学 胃苓湯は何故芍薬を加えるのか 胃苓湯は平胃散と五苓散の合剤に芍薬を加えた配薬である。平胃散は陳皮、甘草、生姜、大棗、厚朴、蒼朮。五苓散は桂皮、茯苓、白朮、猪苓、沢瀉である。蒼朮、白朮がやや共通。散剤であることが共通である。これに芍薬を加えて、湯液にすると胃苓湯になる。適... 2025.05.04 東洋医学漢方医学