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漢方医学

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『経方方証縦横』に学ぶ桂枝去芍薬湯の注家方論、医案

1. 歴代注家による方論経方方証縦横では桂枝去芍薬湯の病機や、なぜ桂枝湯から芍薬を抜くのかという理由について、歴代の著名な医家たちはいくつかの考察を残している。 成無己(『注解傷寒論』)・許宏(『金鏡内台方議』) 両氏は、誤下(不適切な下剤...
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『経方方証縦横』に学ぶ桂枝去芍薬湯の弁証要点と仲景方論

桂枝去芍薬湯の弁証要点は以下の通りである。構成と作用の変化: 本方は桂枝湯から芍薬を取り去って構成されている。芍薬を減らすことで、処方中の「陰柔(陰液を保持し収斂する)」の力が弱まり、「通陽(陽気を通らせる)」の働きが相対的に強まるのである...
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『経方方証縦横』に学ぶ桂枝湯の注家方論、医案選録

前回に引き続き『経方方証縦横』における桂枝湯の「注家方論」と「医案選録」について、出典に基づき詳しく解説する。1. 注家方論(歴代の注釈家による考察)この項目では、歴代の著名な医学者たちが桂枝湯をどのように解釈し、評価してきたかが7名分紹介...
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『経方方証縦横』に学ぶ桂枝湯の弁証要点と仲景方論

経方医学における桂枝湯類は多岐にわたる。本書の第一章「桂枝湯類方」では、基本となる「桂枝湯」を中心に、「桂枝加葛根湯」「桂枝加厚朴杏子湯」「桂枝加附子湯」など、臨床上極めて重要な以下の処方が網羅されている。 桂枝湯類方の主要処方 桂枝湯、桂...
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縦横は経方にも:経方方証縦横プロローグ

『温病縦横』でこれまで学んできたが、次に読む本はすでに決まっていた。以前、タイトルが類似しているため手に取った書籍、『経方方証縦横』(主編:竇志芳、軍事医学科学出版社、2011年8月第1版)である。『温病縦横』は、伝変を衛気営血弁証や三焦弁...
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関節痛・関節炎・リウマチに対する『経方化裁』 加減と適応

『経方化裁』から、「関節痛・関節炎・リウマチ(風湿・痺証)」に関連する実践的な加減方を抽出・整理した。各方剤の適応根拠と、生薬の加減およびその理由(病機・治方)を以下にまとめる。1. 桂枝附子湯【適応根拠】 風湿の邪が体表と筋肉に滞り、身体...
雑記

腰痛・神経痛に対する『経方化裁』 加減と適応

『経方化裁』のドキュメントから、「腰痛・神経痛」に関連する実践的な加減方を抽出・整理した。各方剤の適応根拠と、生薬の加減およびその理由(病機・治方)を以下にまとめる。1. 甘姜苓朮湯(別名:腎着湯)【適応根拠】寒湿による腰痛、腰から下が冷え...
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尿路感染症・膀胱炎・排尿痛(淋病)に対する『経方化裁』 加減と適応

『経方化裁』のドキュメントから、「尿路感染症・膀胱炎・排尿痛(淋病)」に関連する実践的な加減方を抽出・整理した。各方剤の適応根拠と、生薬の加減およびその理由(病機・治方)を以下にまとめる。 猪苓湯【適応根拠】喉が渇いて水を飲みたがる、尿が出...
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心不全、浮腫に対する『経方化裁』 加減と適応

『経方化裁』のドキュメントから、「心不全・浮腫」に関連する実践的な加減方を抽出・整理した。各方剤の適応根拠と、生薬の加減およびその理由(病機・治方)を以下にまとめる。 真武湯【適応根拠】 極度の疲労や眠気(但欲寐)、みぞおちの動悸、頭のめま...
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腹痛・腹部膨満感に対する『経方化裁』 加減と適応

腹痛と一言で言って、肝胆に処方をしてはならない。原因を探索すべきである。診断が明らかにならない段階では、予想しうる治療内容に邪魔にならない程度の処方に留めるべきである。勿論、精査の上原因不明ならば、この限りではない。『経方化裁』のドキュメン...