大瀉心湯

以下は范志良版輔行訣の心、心包臓病の心包における病機条文と配薬、そして経方医学的な方意解説である。心包の病機・心包実証の条文と配薬（原文）心胞气实者,受外邪之动也。则胸胁支满,心中澹澹然大动,面赤目黄,喜笑不休,或吐衄血。虚则血气少,善悲,...

先に示したとおり、范志良版『輔行訣』の心臓病ではちょっとおかしいなと思えることがる。　それはなにか。同じ方剤名でことなる配薬が登場するのだ。　配薬、適応症状から類推すると『輔行訣』 は、心臓に関わる病を「心」と「心包」とに明確に区別して治療...

心包の大瀉心湯は胃気の低下が併存している。

漢方のスタイルとしては応用はできなくても今後輔行訣を読み進める上で手がかりになるかも。