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2026-01

筋トレ

【杖道】「本手」と肩甲骨と小指

私が西岡常夫という武道家の存在を知った時、先生はすでに鬼籍に入られた後であった。直接その道場の門を叩くことも、手取り足取りの指導を受けることも、もはや永遠に叶わない。私に残されたのは、インターネットやDVDに刻まれた数々の映像資料だけである...
杖道

着杖の後退動作への執着

着杖の後退動作を見直す。手順はこうだ。相手が八相の構えから正面へ構え直し、切り込んでくる。こちらは杖を立てたまま動かず、相手の気を受け止める。相手の剣が最高点に達し、振り下ろしの加速が始まった瞬間、左足を左斜め後方へ始動させる。動作が完了し...
杖道

【杖道】型が元

現代の杖道における修練のプロセスは、極めてシステマチックだ。まず十二本の「基本動作」を徹底的に体に叩き込み、その動きが定着した後に初めて「型」の習得へと進む。我々はこの順序を疑うことなく受け入れている。 しかし、視点を少し外へ向けてみるとど...
杖道

杖道を深く理解するための古流

先日のI先生の言葉を、今、反芻している。先生が六段に合格した際、講評で高段者の先生からこう言われたという。「杖道の教本には、書かれていないことが多々ある。それを古流を通じて学べ」そう語る先生の口調には、どこか迷いが滲んでいた。その眼差しは遠...
雑記

【冬の洗車場】大誤解だった

今日は比較的温度が高い。−2度程度の盛岡。日中は太陽が暖かく、プリウスのボディの雪が綺麗にとけた。以前、洗車場が閉じてて洗車できなかった話をした。誤解だった。洗車コースを設定してお金を入れたら、扉が開いた。下周りの氷雪剤を洗い流したくてうず...
杖道

正眼攻略の鍵は「引き算」にあった

正眼攻略の鍵は「引き算」にあった正眼の間合い―これがどうにもしっくりこず、長らくの課題であった。手順は理解しているつもりでも、相手との距離が遠かったり近かったりと安定しない。「正眼とはこういうものだ」と割り切るには、あまりに居心地が悪かった...
ダイエット

絶望の定期検診がやってくる

数年前、私は10ヶ月ほどかけて約15kgの減量に成功し、理想体重を達成した。しばらくはその体重を維持するつもりであったが、欲が出て「筋肉をつけよう」と考えたのが運の尽きであった。体重1kgあたり2.0gのプロテインを摂取し始めたところ、途端...
東洋医学

こりスポッとの万能感がここまできた

70歳代の男性。肺気腫(COPD)で通院中である。普段からSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)はやや低値で推移しているが、今回は「吸気時に左肩甲骨の下辺りが痛む」との訴えがあった。診察と処置まず、患者が痛みを訴える部位を確認したが、直接的な圧...
漢方医学

葛根湯が「肩こり・背中の強ばり」に効く本当の理由 ~解剖学的深さと「運び屋」としての葛根

「風邪のひき始めには葛根湯」。これはもう、日本人の常識と言ってもよいだろう。私自身、寒気を感じる感冒の初期には、このエキス剤を短時間に連続して服用し、速やかに治すことを常としている。また、葛根湯は「肩こり」の特効薬としても知られている。特に...
杖道

杖道は「極意を見抜け」と問うているのか

敵の攻撃をいかにして捌くか。これは古今東西、あらゆる武術・武道における共通の命題である。その普遍的な解の一つとして、「そこに居ると見せかけて、実は既に居ない」という身体操作がある。打太刀が「勝った」と確信した刹那、すでにその場は空(くう)と...